
青白い照明のもと、4人がステージに登場。ECMのジャズ作品、南インドの古典音楽、ディープなアンビエント・ダブなどを連想させる演奏が繰り広げられるが、それはあくまでも〈肌触りが似ている〉というだけの話。やはり何にも似ていないNabowaの世界だ。流麗なヴァイオリンやギターの音色に惹き付けられていると、ズンズンとグルーヴするリズム隊がパーティー・アディクトの腰を刺激したりもする。即興を中心とする彼らの演奏は、ライヴのたびにまったく変わるという。この日演奏された曲も、1年後にはまったく違うアレンジになっているはず。楽しみだ。