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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2008年05月22日 10:00

更新: 2008年05月22日 17:24

ソース: 『bounce』 298号(2008/4/25)

文/栗原 聰


  現在はブライトンを拠点としているシンガー・ソングライターのフィンクもブリストル育ち。DJとして世界中のパーティーでプレイし、ニンジャ・チューン傘下のアンビエントなN・トーンから発表された2000年作『Fresh Produce』など、活動初期はエレクトロニカ・サウンドを聴かせてくれた。だが、そんな過去を忘れてしまうほど、現在はアコースティック・ギターを抱えて自身の世界観をリリカルに追い求めている。2006年作『Biscuits For Breakfast』でニンジャ・チューンのイメージを拡張させ、昨年リリースの最新作『Distance And Time』でも味わい深いソウルフルなフォーキー・サウンドを響かせている。その『Distance And Time』ではラムのアンディ・バーロウをプロデューサーに迎えているのだが、90年代以降のエレクトロニカはブルージーな空気を漂わせる瞬間も少なくない。そんなわけで、どことなく『Fresh Produce』の頃と共通項も見い出せなくもないメランコリックな音楽性は、リラックスしたダウンテンポと近い感覚で聴いても違和感はないかも。

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