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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2008年02月28日 18:00

ソース: 『bounce』 296号(2008/2/25)

文/金 雄大、出嶌 孝次

SEVEN STAR 『Alternate Invention』 Botanica Del Jibaro(2006)
マニュヴァスとマイルズを組むプエルトリカン・ラッパーで、カウンターフロウからの傑作『My Mother And Father Were Astronauts』でも記憶されるセヴン・スターの移籍作。ピアノやホーンの響きが爽やかさを導き出すなど、相棒のマニュヴァスやクライマーのメロウ職人ぶりが光る仕上がりで、ボタニカにしては軽快な聴き心地だ。
(出嶌)

VARIOUS ARTISTS 『Arepaz Immigrante Orchestra Greatest Hits』 Arepaz(2007)
活動3周年を機にアレパがリリースしたコンピ……とはいえ、マニュヴァスのソロ曲“Cafe Con Coke”(2003年)やクライマーのアルバム収録曲などアレパ発足前のボタニカ音源も含むので、BBC軍団のインスト集と捉えるべきだろう。ラテン風味の哀感が濃厚に薫る好トラック揃いで、入門盤には打ってつけ。
(出嶌)

EPSTEIN & EL CONJUNTO 『Canto De Hermanos』 Arepaz(2007)
2005年の『Gente Sin Pueblo』に続くエプスタインの3作目は、足掛け3年かけて制作されたという優美で雄大なインスト作品。エクアドルからマイアミ、ブルックリンへと流れ着いた自身の歩みを音で辿るような展開が、独特の無国籍な折衷性と哀感を表現している。この後で注目されるジェイトラムが6曲の演奏に参加!
(出嶌)

DEVIANT 『Social Commentary』 Arepaz(2007)
カリビアンの家系に育ち、生楽器とさまざまな機材を並行して用いるデヴァイアントのファースト・アルバム。レア・グルーヴ的な感性でエレクトロニカからラテン・ジャズまでを自在に行き来したトラックが揃い、マイアミの先鋭的なMCたちもこぞって参戦。アレパ作品にしては彩り鮮やかだが、突如垣間見せる黒いグルーヴ自体も聴き逃せない。
(金)


VARIOUS ARTISTS 『Botanica All-Stars Greatest Hits』 Botanica Del Jibaro(2007)
レーベルの集大成にして、マイアミ地下ヒップホップのひとつの到達点となるコンピ。ラテン情緒に溢れたビートや美麗なジャジー・トラックの上を多彩なMCが駆け巡る様は、都市音楽として成立しつつ、ふと気付けば異世界へ誘うかのように桃源郷的な魅力に溢れている。初心者にも自信を持ってオススメ。
(金)

SOARSE SPOKEN 『Third World Prophecies』 Botanica Del Jibaro(2007)
スペイン語と英語を巧みに操り、熱く強烈なメッセージをリスナーに突きつける才能の持ち主……レーベル随一の技巧派MCであるソース・スポークンの2作目だ。レーベル設立者の一人でもあるプレフューズ73やレーベルメイトのクライマーがトラックを手掛け、独特の無国籍なリリックをより強烈に彩っている。
(金)

JAYTRAM 『Only A Season』 Arepaz(2008)
レーベルの懐の深さを思い知らせてくれた脅威の新人、ジェイトラムのファースト・アルバム。プレフューズ73の切れ味、J・ディラ独特の空間処理、元ドラマーであるがゆえの独特な〈間〉使いに終始シビれっぱなし。ソウル~ジャズ~パンクを絶妙にブレンドした、ここ数年のインスト作品中でも異彩を放つ傑作だ! エプスタインが3曲援護射撃。
(金)

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