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WORDROBE 07>>08(3)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

ポスト・クランク
  ヒップホップの基本ビートとして定着したクランクやスナップから一歩進み、2007年は動画配信サイトやニュー・ダンス、リングトーンなどさまざまなメディアをミックスさせた進化系のスタイル/トレンドが生まれた。特にソウルジャ・ボーイの世界的なブレイクは衝撃的だったが、そこに関与したコリパークは、〈ラチェット〉を広めたハリケーン・クリスやベイエリア新世代のパックらもサポートして大活躍。そのベイのハイフィーとクランクのリンクをはじめ、エリアやクルーを超えたフレッシュなサウンドのクロスオーヴァーは今後も盛んになるだろう。
(升本)

テムズ・ビート
  2006年にデビューしたミステリー・ジェッツを皮切りに、ラリキン・ラヴやホロウェイズ、パトリック・ウルフなどなどテムズ河中流域周辺を活動拠点とする愉快な仲間たちが、UKロック・シーンを席巻。彼らに共通するのは、ロックンロールやスカ、アイリッシュ・トラッドなどの要素をグチャっと採り入れた、アコースティックな手触りのミクスチャー・サウンドだ。ゴテゴテに装飾しまくった電気仕掛けのニューレイヴに対するアンチテーゼとしても注目が集まった。
(白神)

メロウ・ビーツ
  90年代のNYヒップホップからライト&メロウな要素を抽出して、洗練性を優先したヒップホップ作品は特に日本で根強い人気を保ってきたが、2007年の豊作ぶりには目を見張るものがあった。日本勢では第一人者のSHIN-SKIや新進のEccyが話題を集め、海外勢ではオランダのアーツ・ザ・ビートドクターやカナダのスペシフィックスらが名作を残している。なかにはイージーリスニング化した本末転倒な作品もあるが、より幅広い層に受容される新しいリスニング・マナーとして定着していきそうだ。
(出嶌)

バレアリック・ロック
  〈ポスト・ディスコ・ダブ〉的な動きとして世界中でイタロ&コズミック、バレアリックの再発見&再評価がさらに進んだ2007年、それに呼応するかのようにリヴァイヴァル的な音源も数多くリリースされました。特にDJミックスやリエディットを通じてプログレやサイケデリック、クラウト・ロックなどを再構築するDJたちの動きは活発で、逆にバンド勢もDJ的な視点から〈使える〉音源を発表。なかでもDJハーヴェイやラブン・タグらNY勢、ロングを中心とするUS西海岸モノ、UKのマウンテン・オブ・ワン、北欧のエスキモー勢などの活躍は注目の的でしたね。
(櫻井)

J・ディラ以降
  2006年の没後も数多くのビート職人に影響を及ぼし続けているJ・ディラ。2007年は『Ruff Draft』のCD化も行われたが、それ以上に印象的だったのは世界中のフォロワーたちによる良作の同時多発ぶりだろう。ワジードやタラーチら交流のあった人や、期待のフライング・ロータス、無名のSUPER SMOKY SOULやビッグ・ペイバックといった面々がポスト・ディラ的なビートを模索して結果を出した。別掲の名コンピ『Beat Dimensions Vol. 1』も含めて注視すべき一群だ。
(出嶌)

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