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WORDROBE 07>>08

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

2007年のキーワード集!

レトロ・ポップ
 50~60'sのレトロなポップ・ミュージックから影響を受けたアーティストの活躍が目立ったのも2007年のトピック。UKから登場したピペッツとラッキー・ソウルは、60'sガールズ・ポップを現代的意匠で再現したサウンドで大ブレイク。また、よりモッドなキャンディ・ペインや古き良きジャズ・コーラス風のプッピーニ・シスターズらも注目を集めた。さらに、ムティア・ブエナがロネッツ“Be My Baby”のフレーズをモロに採り入れた“B-Boy Baby”を発表したり、ショーン・キングストンが大ヒット・デビュー・シングル“Beautiful Girls”でベンE・キング“Stand By Me”をベタ敷きしたりと、名曲の輪廻転生も見逃せない!(北爪)

サンバ・ルネッサンス
 第一線で活躍するブラジリアン・ミュージシャンにとって、〈サンバの見直し作業が重要なモチーフになっている〉という事実が明確に伝わりはじめたのは、マリーザ・モンチがサンバ・アプローチでのアルバムを発表した2006年あたりからだろう。2007年はその動きがより活発化。真摯にサンバと向き合うMPBアルバムが多数登場し、まさに〈サンバ・ルネッサンス〉とも呼ぶべき年となった。それらの作品に共通しているのは、〈サンバは現代ポップスとして通用するのだ〉というキッパリとした主張が感じられること。リオ・ラパ地区の人気ビッグバンド、オルケストラ・インペリアルのファースト・アルバムなどは、古いサンバ曲をエレクトロニクスで料理し、2007年的なサンバの顔を提示して見せた象徴的な作品であった。(桑原)

トラップ・ホップ
 T.I.やヤング・ジーズィのブレイク以降、急速に広まったトラップ・ビーツから端を発し、彼らのように白粉の売買などのハスリングをリリックのトピックとするアティテュード(や楽曲のスタイル)を総称したのがトラップ・ホップだ。2007年はジェイ・Zまでも『American Gangster』でその流れに乗ってきたが、感覚的には同作やカニエ・ウェストも手掛けたDJトゥーンプ仕事、ジーズィのUSDA周辺やブロック関係作品のサウンドがわかりやすいだろう。(升本)

フレンチ・エレクトロ
 90年代末から2000年代初頭にかけてダフト・パンクらが確立したフレンチ・タッチ人気のアップデート版といった趣ながら、ニューレイヴ前後のロック・アクトと手を結んで急成長したキツネを筆頭に、TTC一派のタクティールやパラ・ワン、サーキンが絡み、ダフト・パンクのマネージャーが設立したエド・バンガーやヴィタリック主宰のシチズンといった重要レーベルもリンク。ヒップホップもハウスも一種のゴッタ煮状態となって、層の厚さとシーンの奥行きを印象付けたのが2007年的だった。中田ヤスタカや大沢伸一、m-floといった日本のクリエイター陣の呼応ぶりも興味深く、サウンドの一般化は今後も進行していきそうだ。(出嶌)

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