NEXT>>2008 毛皮のマリーズ, MUNGA
毛皮のマリーズ
ロマンスの神様はホンモノのロックンローラー
ニューヨーク・ドールズ~ストゥージズ~セックス・ピストルズのエッセンスを凝縮したような、グラムの突飛な煌びやかさとパンクの猥雑さを兼ね備える4人組の2作目『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』(DECKREC)がトンデモなかった。ソリッドな凶暴性はもちろんのこと、その根底に流れるロマンティシズムとポップな趣はロックンロールそのもので、なおかつヴォーカル=志磨遼平の〈ロッカーは痩せ型〉という理想に叶った妖艶なガリクソンぶりもその印象に拍車を掛ける。本作に漲った理屈なき勢いからは〈こりゃ絶対くるな〉と思わせるビームがビンビン! チェックするならお早めに!!
(加藤)
MUNGA
レゲエ界を騒がす若武者が、世界を占拠!?
2006~2007年にかけて“Bad From Mi Born”や“Take My Place”など7インチ・ヒットを連発し、『Reggae Gold 2007』(VP)をはじめとする人気コンピに軒並み楽曲が収録されていた爆裂DJ、ムンガ。レゲエ・フリークの間ではすでに知られた存在である彼が、いよいよ2008年の初頭に初のアルバム『Bad From Mi Born』を発表するとのこと。しかも、アレーンやプレッシャーなどで当てたドン・コルレオーンのレーベルから……ということで、レゲエ村を飛び越えての大ブレイクは免れないでしょう。ヴォコーダーを乱用した、ボワ~としたスタイルもかなりイマっぽい!!
(山西)