こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

名曲はどうしたって名曲

偉大なる先人が残した名曲をクールにリサイクルした作品集をご紹介。生まれ変わった名曲を聴いて感動すると、またオリジナルを聴き返したくなったりも。

『HUSKING BEE』 CARNAGE/トイズファクトリー
元メンバーらの活発な動きとシンクロするかのように登場したハスキンのトリビュート盤。toe+土岐麻子やハナレグミ、ユアソンなどが参加し、アノ曲がこんなに愉快でメランコリックでラヴリーになるなんて!と新発見の連続でした。
(加藤)

『Interpretations -Celebrating The Music Of Earth, Wind & Fire』 Stax/Concord
スタックスの再始動第1弾……なのにEW&Fのトリビュートとは。ただ、ネオ・ソウル以降の座標軸で偉才を評価するという、ありそうでなかった切り口と仕上がりには大満足でした。
(出嶌)

『細野晴臣トリビュート・アルバム』 commmons
ヴァン・ダイク・パークスやジム・オルーク、YMOのおふたりからスカパラ、SAKEROCKまで世代やジャンル、国境を越えて豪華なメンツが集った2枚組全22曲。原曲良し、演者良しで、どのカヴァーも愛情の溢れた上出来に。
(ジョビン)

阿川泰子 『remode : club jazz digs Yasuko Agawa』 ビクター
和ジャズのクラブ・ジャズ解釈が進むなかで登場した、須永辰緒監修のリミックス集。ポヴォによる“Zanzibar”がUKでヒットする一方、quasimodeら侍たちの好仕事は日本における〈ジャズ〉の成熟を感じさせた。
(出嶌)

『A Tribute To Joni Mitchell』 Nonesuch
奇跡の復帰前にリリースされたトリビュート盤。盟友のジェイムズ・テイラーから継子的な存在のビョーク、さらにはプリンスやカエターノ・ヴェローゾら異色のメンツまでが参入した、女神復活前夜祭的な趣の一枚。
(北爪)

『We All Love Ella -Celebrating The First Lady Of Song』 Verve
エラ・フィッツジェラルドの生誕90周年であった2007年。このトリビュート盤では、チャカ・カーンやマイケル・ブーブレらが笑顔で彼女の功績を讃えていた。エラってエラく大きな人だったんですね。
(桑原)

勝手にしやがれ 『LET'S GET LOST』 エピック
ジャイヴ/ジャンプから中島美嘉を迎えたスタンダード、パンク、歌謡曲、クラシックまでの名曲を勝手流に料理したカヴァー集。安易に〈ジャズ・パンク・バンド〉と形容されがちな彼らの懐の深さをまざまざと見せつけてくれた。
(ジョビン)

『PENGUIN CAFE ORCHESTRA -tribute-』 333/commmons
伊藤ゴローの呼び掛けによって、YMO周辺を中心に日本が誇る各世代のエレクトロニカ~インスト・ミュージックを奏でる音楽家が集結。英国産のユニークな環境音楽集団の存在が改めて注目を浴びることに。
(ジョビン)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

記事ナビ

インタビュー