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MARC ANTHONY 『El Cantante』 Norte 
愛妻ジェニファー・ロペスとの共演で話題を呼んだ映画のサントラ盤。2007年も復刻が続いたファニアを代表する歌手、エクトル・ラボーの生涯を追った本編がレーベル人気にいっそう火を点けた。主役の彼もまた、正統派サルサ歌手ぶりを発揮して高評価を獲得しました。
(渡辺)

ANOUSHKA SHANKAR AND KARSH KALE 『Breathing Under Water』 Manhattan 
新世代インド音楽家の気鋭たちの共演作。アヌーシュカ・シャンカールにとっては、ラヴィ・シャンカールやノラ・ジョーンズとの家族共演もあり、重要な作品となった。エレクトロニクスと古典楽器を柔軟に織り交ぜる2人の技が絶妙でした。
(渡辺)

VANESSA PARADIS 『Divine Idylle』 Barclay 
2児の出産を経験したこのフレンチ・アイドルの7年ぶりとなる本作は、ポップ&ヒネクレ度が全開の内容に! マチュー・シェディドやトマ・フェルセンなどの敏腕たちのバックアップも素晴らしく、パートナーのジョニー・デップによるアートワークも話題を呼びましたね。
(渡辺)

ZAP MAMA 『Supermoon』 Heads Up 
レディスミス・ブラック・マンバーゾとの共演などを経て本作で行われたのは、前作でのネオ・ソウル風味からアフロピアンらしさへの意識的なシフトだった。ミシェル・ンデゲオチェロやトニー・アレンらをゲストに招いたのも、その足元を見つめ直す作業だったはず。
(出嶌)

GLORIA ESTEFAN 『90 Miles』 Burgundy 
マーク・アンソニーやシャキーラなど後輩ラテン・シンガーたちがルーツ回帰な作品を放つなか、彼女もまたカルロス・サンタナやシーラ・Eといった大物たちを迎え、7年ぶりとなるスペイン語アルバムを発表。キューバ色の濃いラテン・ポップを披露し、女王たる貫禄を見せつけた。
(本橋)

MANU CHAO 『La Radiolina』 Radio Bemba/Because 
ここ数年ヨーロッパでは彼に影響を受けたミクスチャー・バンドが続々と登場しているが、当の本人は別の次元へと向かっていた……ヒネリはリリックのみに止め、サウンドはあえて直球なロック! 憤りのエネルギーが全編からヒシヒシと感じられた。
(渡辺)

MARIA RITA 『Samba Meu』 WEA Latina 
大物の充実作が続いた2007年のブラジル音楽ですが、そのなかでも好感触だったのがこれ。それまでの彼女らしさを確実に残しながらも、時流に乗ってサンバと正面から向き合うことで、〈マリア流サンバ〉としか言いようがない音楽に仕上げていました。別格ですね!!
(相原)

ROBERTA SA 『Que Belo Estranho Dia Pra Se Ter Alegria』 MPB 
声良し! 器量良し! 〈ポスト・マリーザ・モンチ〉と言っても過言ではない彼女の鮮やかな2作目! 〈+2〉らの書き下ろし曲も収録し、2007年のブラジル音楽シーンを盛り上げた新世代音楽家たちによる〈サンバ・ルネッサンス〉の象徴的な一枚でした。
(相原)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

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