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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

SOPHIE MILMAN 『Make Someone Happy』 Linus 
21世紀のジュリー・ロンドンと呼びたくなる妖艶さがたまらない! スティーヴィー・ワンダーを取り上げるなど、前作よりカジュアル度もアップ。百花繚乱の様相を呈する女性歌手ブームのなかでも、正統派なオトナ・ジャズを聴かせる彼女の存在はひときわ光った。
(岡本)

ERIC MONGRAIN 『Fates』 Prophase 
アコースティック・ギターの独創的な奏法で多くのリスナーから期待を集めていた注目アーティストのアルバム。タッピングなどを駆使した華麗なテクニックには思わず心を奪われるが、そんな感動が〈YouTube〉を介して広がったという部分はイマっぽいところかも。
(吉村)

quasimode 『The Land of Freedom』 ジェネオン 
SLEEP WALKERやindigo jam unitを筆頭に、和製クラブ・ジャズ・バンドの作品が大豊作だった2007年。なかでも世界のジャズDJたちが注目する彼らの2作目は、女性ヴォーカル陣を迎えて、早くも新境地を開拓している。確実にシーンへ新風を吹き込んだ一枚。
(岡本)

BUILD AN ARK 『Dawn』 Kindred Spirits 
LAの地下シーンで活躍するカルロス・ニーニョが、60年代から活動を続ける伝説的なジャズメンらを迎えたユニットで繰り広げた美しき魂の継承。70年代のスピリチュアル・ジャズを現在進行形のものとして響かせる手腕は、この2作目でむしろ極まったと言えるだろう。
(吉村)

WOUTER HAMEL 『Hamel』 Dox 
ロックやヒップホップとジャズの古典を並列に聴いて育った世代らしい感覚の親しみやすさが滲む歌声。ルーム・イレヴンやヤーナ・ケルシュネルなど、ポップス好きにも普通に親しまれるべき〈ジャズ〉が目立った2007年、ベニー・シングスが送り出した彼もその好例だった。
(吉村)

indigo jam unit 『REALism』 basis 
海外のライヴ・バンド人気に呼応する形で、日本でもクラブ・ジャズ的な視点から支持を集めるバンドが増加してきたが、すでに海外でも評価の高い彼らはここでドッシリとした存在感をアピール。成熟期を迎えつつあるシーンにおいて、彼らなりのリアルを提示してみせた。
(吉村)

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