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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

クロスオーヴァーとは何か?

(クラブ・)ジャズや、その要素を含む折衷的なクラブ音楽として認識されてきた〈クロスオーヴァー〉ですが、ライヴ・バンドの台頭を踏み台に多くのクラブ・ジャズが生音化へ向かい、同時にジャズの要素を含むこと自体が特別ユニークではなくなったこともあって、フューチャー・ジャズ勢が一群になっていた頃の総体的な勢いは失われた感もあります。一方、個々のフィールドでは優れた作品も多く、リスナーのクロスオーヴァーは盛んだったことでしょう。
(出嶌)

4 HERO 『Play With The Changes』 Raw Canvas
何と6年ぶりとなった復活作。オープニングの“Morning Child”からソウルへの愛をたっぷり詰め込んで成熟したサウンドを聴かせ、ジョディ・ワトリーをはじめとするヴェテランを起用したヴォーカル曲も豊富。安心して聴ける普遍的なアルバムでした。
(櫻井)

『Beat Dimensions Vol. 1』 Rush Hour
ほとんどがネット上のやり取りだけで集められた曲というのもイマドキっぽい、ネバネバの粘着質ファンクで固められたブレイクビーツ・コンピ。知らない名前ばっかりだけど、このなかから未来のJ・ディラが現れてくる可能性は大いにあると思う。
(櫻井)

MALIK ALSTON 『This Music Is Life』 Truth Manifest
先鋭的なコンピ『Detroit Beatdown』への参加で知られたクリエイターの初ソロ作。トロトロにメロウな漆黒のスウィート・ソウルは、デトロイトで脈々と受け継がれてきた本物の深みを感じさせてくれた。かの地の次代を間違いなく担っていく存在になるはず!
(櫻井)

SIMBAD 『Supersonic Revelation』 Raw Fusion
ロンドンの新世代を代表するプロデューサーになっていきそうな逸材の初作。4ヒーローとドムを足したようなフューチャリスティック・ブロークン・ビーツ……とはいえ、根っこにあるのはソウルやレゲエなどで、音楽性の高さをストレートに感じさせる仕上がりだった。
(櫻井)

THE PIMPS OF JOYTIME 『High Steppin』 Wonderwheel
TVCMに起用されて話題になったニコデマスが主宰する、ワンダーウィールからの一枚。ニューオーリンズ・ファンクやレゲエ、ラテンなどを取り込んだ、いかにも2007年のNY産らしいクロスカルチュラルなパーティー・ミュージックとなっていた。
(櫻井)

CHRISTIAN PROMMER'S DRUMLESSON 『Drum Lesson Vol. 1』 Sonar Kollektiv
ジェフ・ミルズ“Strings Of Life”などのクラブ名曲をジャズ解釈した、かつての〈re:jazz〉を思わせる逸品。巷に溢れる〈とりあえず名曲を○○○でカヴァーしてみました〉的な安易さとは無縁の本格派で、クラブ・ジャズの生音志向にも則っていた。
(櫻井)

REEL PEOPLE 『Seven Ways To Wonder』 Papa
デフェクテッドにライセンスされた前作がハウス~クロスオーヴァー文脈で大ヒットしてから4年ぶりの2作目だが、今回は時流を踏まえてソウル&ちょっぴりブギーなサウンドへシフト。ゲスト・ヴォーカルの人選を含め、伝統的なUKソウルの雰囲気がたっぷりでした。
(櫻井)

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