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特集

HOUSE/TECHNO(2)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年01月31日 13:00

更新: 2008年01月31日 17:27

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/bounce編集部

TIMMY REGISFORD 『Africa Calling』 LIFE LINE 
NYの重鎮ハウサーによる初のオリジナル・アルバムは、ダンス・ミュージックの源泉を辿った結果、全編がアフロ色に染め上げられることに。トレンドではなく根の深さを追求した濃い内容は、彼のキャリアを総括すると同時に、ハウス史に残る傑作となった。
(池田)

GLIMPSE 『Black Collection』 Pヴァイン 
クリック・ハウスが隆盛を極めた裏にはフロア向けトラックを量産する数多くの匿名的レーベルの存在が大きいが、そのなかでも高いクォリティーとスタイリッシュさで大人気の〈Black〉シリーズがCD化。図太いビートと気の利いた展開は殺傷力満点で、DJも大喜びだったはず。
(石田)

THE ORB 『The Dream』 The Orb 
初期のメンバーだったユースが戻ってきて、アレックス・パターソンも息を吹き返したのか、スムースに覚醒していくダビーなアンビエント空間の気持ち良さは、オーブの長い歴史のなかでもピカイチ。オリジナル・レイヴァーたちが底力を見せた2007年ならでは、といったところか。
(池田)

MODESELEKTOR 『Happy Birthday!』 Bpitch Control 
2007年もさまざまなスタイルのクロスオーヴァー化は盛んだったが、その象徴にして究極型を見せたのがコイツら。ミックスCDでも披露したエレクトロ~ダブ・ステップなどのスタイルを蹂躙し、ゲストにトム・ヨークまで招聘してしまった治外法権テクノ闇鍋!
(石田)

THE TUSS 『Rushup Edge』 Rephlex 
エイフェックス・ツイン率いるリフレックスが送り出した謎の新人アクト。エイフェックスが気に入るのも納得の心地良いメロディーに、狂気のブレイキン&ドリルンベースが吹き荒れる変人サウンドが強烈!! インパクトという意味では2007年のNo.1だったのでは?
(石井)

SYSTEM 7 『Phoenix』 A-Wave 
他のシーンと比べて、大物がヴェテラン然とせずに現役バリバリなのもこの界隈の特徴であろう。サイケ~プログレなゴング時代から90年代のテクノ黄金期まで、活動自体が歴史絵巻なスティーヴ・ヒレッジ夫妻は、手塚治虫の「火の鳥」をモチーフとした壮大テクノで時流に寄り添った。
(石田)

ALTER EGO 『Why Not?!』 Klang Elektronik 
キツネ周辺をはじめとするフランス勢がシーンをリードしている印象もあった2007年だが、暮れに近づいた頃に登場した本作は、そうした状況に対してドイツから応戦する格好となった。アシッド全開の作風で彼らの個性を際立たせた素晴しいアルバムだ。
(石井)

UNDERGROUND RESISTANCE 『Electronic Warfare 2.0 -The Other Side Of Bling』 Submerge 
美しい側面を強調していた近年の彼らからは想像できないハードコア・エレクトロが炸裂!! マッド・マイクの怒りが頂点に達したようなハードな仕上がりと、強烈なメッセージを投げかける姿勢でURの本質を露わにした一枚だ。
(石井)

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