女王の印象的なコラボ歴を再確認

　メジャー・デビューから数年ながら、キーシャは本文にある以外にも多くの客演をこなしている。ここではその一部を紹介しよう。まず、まだ添え物的ながらも印象的なのが、西海岸繋がりでリンクしたスヌープ・ドッグの“Let's Get Blown”と“Pass It Pass It”だ。デビュー作で尽力したカニエ・ウェストの“Crack Music”にお返し参加して以降はさらにラッパー勢との交流を温め、特に意気投合したレミー・マーとは快演“What's Going On”を残している。また、デビュー前から縁があった故2パック（キーシャの兄が親友だった）との“Playa Cardz Right（Female）”は疑似共演ながらも意義深い仕上がりだと言えよう。そして……後に交際に発展するヤング・ジーズィと夢心地で絡んだ“Dreamin'”も忘れちゃいけない好曲だ。