最新型プログレッシヴ・ヘヴィー・ロック・バンドのルーツも、みんなロックの異端児だった!!
プログレ
ピンク・フロイドやキング・クリムゾンらを中心に60年代後半から勃発したプログレは、ここに登場するバンドが手本としているものだろう。なかでもエマーソン・レイク&パーマーの73年作『Brain Aalad Surger』(Manticore/Rhino)でのバカテクを駆使した壊れっぷりは、現行シーンとの類似点が非常に多い。
ダークウェイヴ
80年代のニューウェイヴ・ブームにおいても、キュアーやジョイ・ディヴィジョンといったダークウェイヴ勢からの影響は絶大か? 例えば80年作『Killing Joke』(EG/Virgin)でキリング・ジョークが実践したブ厚いサウンドにダンス・ビートをプラスする手法は、いまもしっかりと継承されているぞ!
ジャンク
80年代後半に登場したジャンクは、最新型ヘヴィー・ロックと直結したジャンルだ。メルヴィンズの93年作『Houdini』(Atlantic)や、フェイス・ノー・モアの92年作『Angel Dust』(Slash/London)の壊れ方は異常そのものだし、そのFNMに在籍したマイク・パットン卿は自身のレーベル=イペキャックからアイシスをデビューさせるなど、現行ムーヴメントの立役者としても大活躍している。
オルタナティヴ・メタル
ファンクをメタルに採り入れたプライマスの91年作『Sailing The Sea Of Cheese』(Interscope)を起点とするオルタナティヴ・メタルも無視できない存在。セパルトゥラやデフトーンズなど、この時代にも既存のマナーに背いた異端児たちがウヨウヨ徘徊していたのだ。
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