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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年10月04日 12:00

更新: 2007年10月04日 16:26

ソース: 『bounce』 291号(2007/9/25)

文/粟野 竜二、山口 コージー、若狭谷 力

TURISAS 『The Varabgian Way』 Century Media(2007)
毛皮を全身に纏い、顔には血でペインティングを施し、両手に斧と剣を持ちながら雄叫びを上げている――バンドっていうか野人にしか見えません。一般的に〈バトル・メタル〉とカテゴライズされているサウンドは、勇壮で荘厳、というかちょっぴり大袈裟。まさにヴァイキングが戦場で暴れまくっているような圧倒的な迫力と、冒険小説のようなストーリー性がこのバンドの魅力だろう。漢度120%!
(若狭谷)

FINNTROLL 『Ur Jordens Djup』 Spinefirm(2007)
陽気なポルカとメロディック・デス・メタルの融合で、ユニークかつちょっぴり牧歌的なサウンドを展開しているフィントロール。その持ち味はこの新作でも変わりなく、〈ヘイヨ~、ヘイヨ~〉という北欧先住民族特有の歌い回し〈ヨイク〉もいつも以上にバッチリとキマっている。でもって、そこにダーティーなデス・ヴォイスが重なるんだから……エライことになってます(笑)。キャラ濃すぎ! 
(山口)

MOONSORROW 『Chapter V : Havitetty』 The End(2007)
上掲のフィントロールの中心人物が所属しているバンドだが、それとはまったく異なるサウンドで人気を集めているシンフォニック・ヴァイキング・メタル集団。フィンランドの歌謡曲〈イスケルマ〉のエッセンスをふんだんに採り入れて、地域密着型のサウンドを展開している。かの地の豊かな自然を思わせる壮大なアレンジも素晴らしく、凄まじい爆音が耳にこびりついて離れない名盤だ。
(山口)

WINTERSUN 『Wintersun』 Nuclear Blast(2004)
エンシフェルムの元メンバーが結成したメロディック・デス・メタル・バンドのファースト・アルバム。悶絶必至の美旋律や激ヤバイ演奏テクニックなどどこを取っても本家よりインパクト大で、完成度はハンパなく高い。神秘的な雰囲気と強烈なデス・ヴォイスでそこらのヴァイキング系とは一線を画し、初作とは思えないほど良く練られた一枚を仕上げている。メタラーなら、いや男なら聴くべき!
(山口)

LORDI 『The Arockalypse』 Sony BMG Finland(2006)
ウィグワムを輩出したことでもお馴染みの〈ユーロ・ヴィジョン・コンテスト〉で2006年に優勝を飾り、いまや世界中にその名を轟かせる存在となった仮装軍団。フィニッシュ・メタル人気の火種となった彼らのサウンドは、重厚ながらもキャッチーで聴き手の欲求を十二分に満たしてくれる極上品だ。怪物コスチュームだけを見てイロモノと決めつけるにはもったいない、本格派の匂いがプンプンするぞ!
(山口)

ENSIFERUM 『Victory Songs』 Spinefirm(2007)
〈剣を帯びた〉とのバンド名どおり、テーマはズバリ〈戦い〉。歌詞も〈剣を掲げろ!〉だの〈焼き尽くせ!〉だのと終始勇ましく、スピーディーな演奏からもストイックな攻めの姿勢を窺うことができる。しかし、フォークやトラッドの要素を散りばめるなど広がりのある一枚なので、怖がらずに聴いてみてほしい。北欧メタル特有の叙情性と中世を舞台にした壮大な世界観は、ファンタジー映画一本分の聴き応えだ!
(若狭谷)

TWILIGHTNING 『Swinelords』 Spinefirm(2007)
スパインファーム所属の若き猛者たちによる3作目。キーボーディストの脱退が良いほうに作用したのかどうかは定かでないが、前作で見られた複雑で難解なアレンジが減り、ツイン・ギターとハイトーン・ヴォーカルを前面に押し出した、非常にわかりやすくてオーセンティックなハード・ロック/ヘヴィー・メタル・サウンドを開示している。 未来のパワメタ・シーンの鍵を握るのは彼らかもしれないぞ!
(粟野)

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