フィニッシュ・メタルが、熱い!
ユウコ「ねえ、フィニッシュ・メタルの特集だって! 確かにアヴェンジド・セヴンフォールドとかのおかげで、たいぶ耳がメタルに慣れてきたけど、それでも北欧モノはちょっと手を出しにくいよね」
エツコ「え!? なんで?」
ユウコ「だって、何となくストイックで難解で冷え冷えとしたイメージがあって、一部の愛好家がコソコソ楽しんでる音楽なんじゃないの? どうせみんなで下向いて頭振ってるだけでしょ」
エツコ「何言ってるの! いまのフィンランドにはおもしろいバンドがたくさんいるんだから。例えば、メタルにカンテレとかフィドルを使って土着音楽の要素を混ぜてみたり……。毛色は違うけど、フロッギング・モリーやドロップキック・マーフィーズあたりのアイリッシュ系パンクと近いノリで、ワイワイ楽しめる陽気なメタルもいっぱいあるのよ」
ユウコ「それってかなり踊れるじゃん!」
エツコ「まあ、そういう酒盛り系がいる一方で、ゴスっぽいバンドも多いのよね。ナイトウィッシュの新作なんて、エヴァネッセンスやウィズイン・テンプテーションと近いものを感じるし。メイクはバッチリなのに、音はすごいキャッチーで、予想外の聴きやすさよ」
ユウコ「マジで? すごいイマっぽいね」
エツコ「しかも、イケメンが多い! ジェラルド・ウェイ(マイ・ケミカル・ロマンス)の結婚説に意気消沈しているユウコの心もきっと癒してくれるって!」
ユウコ「絶対無理! ジェラルドよりイケてる男なんてこの世にいるわけないもん!」
エツコ「いるいる。シュトゥルム・ウント・ドラングやラヴXに……。そうそう、99年以降の音楽の輸出売上高が毎年平均40%ずつアップしてるらしいんだけど、そのほとんどがメタルなんだって。数字だけ見てもいかに盛り上がってるかがわかるでしょ!?」
ユウコ「やけに詳しいけど、さてはそうとう熱を上げているバンドがフィンランドにいるワケね!?」
エツコ「ゴメン、先回りして楽しんじゃってま~す」
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