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特集

PARTNERS IN CRIME アンディと共にシーンを揺るがした相棒たち

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2007年09月20日 09:00

更新: 2007年09月20日 16:45

ソース: 『bounce』 290号(2007/8/25)

文/出嶌 孝次

TERRY FARLEY:同名ファンジンを創刊した(ジュニア・)ボーイズ・オウンの総帥で、南米のサッカー・チームから名を拝借したボカ・ジュニアーズをアンディ、ピート・ヘラー、ヒューゴ・ニコルソンと結成。ファームらのプロデューサーとしても活躍した。番長派からすれば、メジャーと手を組んだ商業的なDJの極みに思えるのだろうが、UKハウスをメジャーな舞台に押し上げた功績は無視できない。プロダクション的にはソウルフルなハウスを志向し、現在はパーティー〈Faith〉を運営中。なお、相棒のヘラーも自身のレーベル=フェラーを拠点に活躍中だ。


レーベル・コンピ『JBO : A Perspective 1988-1998』(Junior Boy's Own/V2)

GARY BURNS & JAGZ KOONER:共にアルーフのメンバーで、セイバーズ・オブ・パラダイスに参加する前からこのコンビでリミックス仕事をこなしていた。ユニット消滅後、ゲイリー・バーンズは再度アルーフを中心にしていくが、ジャグズ・クーナーはシャーラタンズから近年のインファデルズまでロック・バンドのダンサブル化にプロデューサー/リミキサーとして貢献していく。代表曲はプライマル・スクリーム“Swastika Eyes”か。

DAVID HARROW:ドラムンベース寄りのジェイムズ・ハードウェイ名義で知られる才人。On-U作品にてプログラミングなどを手掛けた後、テクノヴァとしてセイバーズからデビュー。その後に番長とディアンヌ・デイを結成し、94年にアブストラクトな“Prisoner”をエミッションズから発表している。オーブ“Asylum”(97年)のリミックスで知られるブラッド・シュガー、またプラネット4フォーク・クァルテットも彼と番長によるユニットだった。

DAVID HEDGER:別名DH1。ダブ・チャージなど複数の名前を駆使して活動した後、インナースフィア名義でセイブレッツ入り。並行して番長とローズ・オブ・アフォードを短期間ながら結成し、セイブレッツのコンピに“Do Laugh”を提供。近年はジャスティン・ロバートソンらとのトゥー・カルチャー・クラッシュでレゲエ寄りな音も志向する。


トゥー・カルチャー・クラッシュの2004年作『Two Culture Clash』(V2)

KEITH TENNISWOOD:番長ともっとも相性の良い相棒ということになる、もうひとりのスウォーズマン。TLS自体の変化はもちろん、エレクトロなクラート、エクスペリメンタルなクランク、エレクトロニカ寄りのルード・ソロといった諸ユニットで、移り気な番長に付き合えるマルチな対応力はある意味凄い。なお、前頁で紹介したコンピ〈Machine Funk Specialists〉に登場するアラムチャック、ブラック・バルーンズ、ホールドといったユニットはすべて番長とキースの変名である。レディオアクティヴ・マン名義でソロ活動するほか、プロデューサーとしても番長以上に引く手数多だったりする。

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