お気に入り盤
FUGAZI 『The Argument』 Dischord(2001)
DCハードコアの開祖、ポスト・ハードコアの源流と賞されるフガジ。「音に対する極限まで研ぎ澄まされた感覚、ストイックさ、緊張感、ダイナミズム……それに加えてメロディーとハーモニーとリズムの絶妙なバランス感覚。最高です! 奇跡のバンドです。 ハードコアの系譜で語られることの多いバンドかと思われますが、すべての音楽ファン必聴。バンド活動に対する姿勢、存在感、ライヴ、そして作品、すべてにおいて影響を受けたバンドです。映像作品〈Instrument〉も必見です。イアン・マッケイとギー・ピチョットのツイン・ギターの絡みには絶大なる影響を受けました、たぶん」(五味岳久)。
WEEZER 『Pinkerton』 Geffen(1996)
90年代USパワー・ポップ・リヴァイヴァルの先陣を切って世界的成功を収めたウィーザーのセカンド・アルバム。「ウィーザーはどの作品も好きですが、この2作目は別格。好みの問題もあると思うし、曲がどうだ歌詞がどうだ録音がどうだといった細かいことはよくわかりませんが、ここには何か得体の知れない怪物が潜んでいるような気がします。ウィーザーというバンドの持つ〈歪み〉や〈摩擦〉のような物が聴こえてくる、そんなアルバムだと思うし、リヴァース・クオモの天才的ソングライティングにもただただひれ伏すばかりです。この陰鬱とした空気感からは絶大な影響を受けました、たぶん」(五味岳久)。