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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年09月06日 11:00

更新: 2007年09月06日 17:12

ソース: 『bounce』 290号(2007/8/25)

文/久保田 泰平

INU 『メシ喰うな!』 WAX(1981)
 芥川賞作家としても知られる町田康(当時は町田町蔵)が十代のときに組んでいたバンド、INU唯一のアルバム。日本のパンク~ニューウェイヴの金字塔。「もちろん、リアルタイムではないですけど、言ってることが古い感じがしなくて。オレの中ではパンクとはこういう感覚。20歳手前で見えているものがそのままあるし、おもしろいし、説得力がある。でもインテリやら理屈攻めには聴こえない。たとえば〈JR〉が〈国鉄〉の時代でも、感じてるものは同じなのかと思った。ちょっと変わったことをしても、説得力がないんじゃユニークなものとは言わない――そういうことを考えさせられる一枚です」(石井成人)。


fOUL 『Dostoevsky Groove』 坂本商店(1997)※現在廃盤
 bloodthirsty butchersやeastern youthらと共に、札幌オルタナ・シーンから全国にその名を轟かせていったfOULのファースト・フル・アルバム。「日本のロックにおいて日本語詞がどうこうというのであれば、fOULを例に出さないと話にならないと思う。突き抜けた特有の表現力がすべてであると、自分のなかのハードコア精神はfOULを通じて解釈しました。〈ジェネレーションギャップ!!〉(“I am I am”)ってフレーズが最高です。なんかふっと救われた気持ちになれる。Qomolangma Tomatoには〈ああいうバンドになりてぇ!〉っていうのはないんですけど、彼らぐらい孤高の存在になりたいですね」(石井成人)。

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