お気に入り盤
SYSTEM OF A DOWN『Toxicity』 American/Columbia(2001)
メタリックなサウンドと、時に政治的な発言を絡めた〈毒性〉の高い歌詞、加えて突出したバンド・キャラクターとライヴ・パフォーマンスで世界を制したシステム・オブ・ア・ダウンのセカンド・アルバム。「メロディーやリズムがとてもおもしろくて、聴いているととても新鮮な気持ちになります。演奏も勢いがあって好きですね。彼らの音楽に触れて、どういったメロディーやリズムが自分のなかで新しく響くのか、ということを発見するきっかけを掴みました。自分の音楽を追求していく姿勢は、ずっと憧れです」(滝善充)。
PANTERA 『Vulgar Display Of Power』 Atco(1992)
90年代初頭、スラッシュ・メタル・シーンの先陣を切ったバンドのひとつとして絶大なる支持を得たパンテラ。「初めて聴いたとき、すべての要素において現存のバンド・サウンドを見事に凌駕しすぎていたので、理解するまでに時間を要しましたが、いまではメンバーの大好物です。何と言っても、その音の殺傷力の強さ。この音を〈かっこいい音〉の基準と考えてます。ザックザクのギターとベッチベチのドラム、形容し難いベースとデス声シャウト――もう、他には何もいらないほど心躍ります。僕らの欲しいモノがすべてココに集約されているやも知れません」(かみじょうちひろ、ドラムス)。
- 前の記事: 9mm Parabellum Bullet
- 次の記事: Qomolangma Tomato