EVERY DESIRE UNDER THE SUN マルチな才能を持つ〈イハくん〉の活動をプレイバック!
スマッシング・パンプキンズのオリジナル・ギタリストであるジェイムス・イハ。シカゴ出身の日系三世で、伊葉吉伸という日本名も持つ彼は、〈イハくん〉という愛称でスマパン時代から日本のファンにも愛されていた。スマパン解散前の98年にソロ作『Let It Come Down』を発表し、高く評価された彼。バンド解散後はミュージシャン、プロデューサー、DJ、デザイナーなど多面的に活動を続けている。
時系列でそのキャリアを見ていこう。2001年にはライアン・アダムスがフロントマンを務めていたウィスキータウンや、アイヴィーのアルバムに参加。ちなみにアイヴィーのメンバーであるアンディ・チェイス(タヒチ80の初期のプロデューサーとして有名)とアダム・シュレンジャー(ファウンテインズ・オブ・ウェインのメンバー)とは、アナログ機材が揃っていることでも有名なストラトスフィア・サウンドというスタジオを共同で運営している。同年にはCHARAの『マドリガル』にプロデューサーで参加したほか、ファッション・ブランドの〈ヴェイパー〉をスタートさせた。
2003年にはパーフェクト・サークルに加入して世界を驚かせたほか、元アトミック・スウィングのニクラス・フリスクらが立ち上げたバンド、ヴァネッサ・アンド・ジ・O'sに参加。2005年には、邦画「リンダリンダリンダ」のサントラを監修。これ以外でもつじあやのや湯川潮音をはじめ、世界中のさまざまなミュージシャンのプロデュースや作品へのゲスト参加で知られている。現在は待望のソロ2作目を制作中との噂もあり、今後の動向からも目が離せない。