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特集

90'S REVIVAL!! 90年代を生き延びたアノ人のいま!?

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2007年08月23日 12:00

更新: 2007年08月23日 17:37

ソース: 『bounce』 289号(2007/7/25)

文/粟野 竜二

 90年代に一世を風靡したオルタナティヴ・バンドは、全体的に暗さやナイーヴさをウリにし、商業的な成功を収めながらも〈インディーっぽさ〉を前面に出した人たちが多かった。しかしブームの終焉後も生き残ったアーティストは、そこから成長/脱却を遂げ、いい意味でメインストリームに成り上がった者たちだ。そんな〈元90年代組〉の動きが、ここのところまた活発になってきている。まずは、近年髪を短くするなどマッチョさをアピールしている(!?)トレント・レズナー率いるナイン・インチ・ネイルズ。最新作『Year Zero』は、かつての内向的な暗さを感じさせない骨太な作品となった。元サウンドガーデンのクリス・コーネルはオーディオスレイヴから脱退、ソロ・ヴォーカリストとしての活動を再開して映画への楽曲提供などで話題を呼んでいる。また、ジェーンズ・アディクションの中心人物だったペリー・ファレルはヌーノ・ベッテンコートと新バンドを結成し、ファーギーやジョン・フルシャンテも参加した豪華絢爛なアルバム『Ultra Playloaded』をリリースしたばかり。

 そして一度はシーンを去っていったスマパンも、この流れのなかで復活を果たした。混沌の90年代を生き抜いたアーティストが、2000年代後半の音楽業界を牛耳ることになるのか?

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