SUMMER SONIC 07(2)
妹「彼らの前も錚々たる面々だよね。カサビアンはデビュー前から〈サマソニ〉に出てるけど、年々パフォーマンスのスキルが上がってる感じだから、今回もアークティック前でかなり温めてくれるよ」
兄「で、その裏のMOUNTAIN STAGEは新旧大物バンド揃い!」
妹「確かに。アヴェンジド・セヴンフォールドとかオフスプリングのステージも捨てきれないなー! 絶対盛り上がるもんね」
兄「いや~、やっぱここではモーターヘッドでしょ。オレ的にはヘッドライナーで良かったんだけどな~」
妹「結構私の知らない懐かし系もいるんだよ。SONIC STAGEのペット・ショップ・ボーイズにシンディ・ローパーとか……」
兄「ペット・ショップ・ボーイズがどんなセットでやるのか気になるから、オレは最後にこれを観ることにしてる。このステージでは生でシンディの〈ハイスクールはダンステリア〉を聴けて、ペット・ショップ・ボーイズの“Go West”も聴けるかもしれないなんてことがありうるんだよ!」
妹「悪いけど、その感動がイマイチ通じないんだよな~……シンディがハイスクールをダンステリアと間違えていた時には私生きてなかったからな~」
兄「そうやってすぐお前は若ぶる。言ってもキミはそんな若くはないはずなんだけど」
妹「その代わり、変わり種をもうひとつ教えてあげるよ。ティリー・アンド・ザ・ウォールってバンドはね、ドラムの代わりに、女性タップ・ダンサーが踊ってビートを取ってるんだよ。新しくない?」
兄「また斬新な。音楽性がどうのこうのの前にライヴを早く観てみたいタイプだな。やっぱりその女性タップ・ダンサーはガーター・ベルトに網タイツでいてほしい。赤か黒のボンデージで……いや~そんなタップ・ダンサーいないよな~、デヘデヘ」
妹「(無視)でもね、来日アーティストのことばっかり気にしてるけど、私が一番楽しみにしてるのって、実はマキシマム ザ ホルモンだったりするんだよね……エヘ☆マジ楽しみかもーー!!」
兄「やっと共通項が見つかったな。やっぱりホルモンは最高だよ。むしろMARINE STAGEで良かった!」
妹「キャハー! そうだよね~それでも全然イケるのにー!! それより早くテント建ててよ」
兄「いや~……それがペグを忘れちゃってさ~……建てられないんだ~、ウヘヘヘ」
妹「ウヘヘじゃないよ(怒)。ホント使えないんですけど、この人ー」
兄「いや~悪いね、ホント。お詫びに今夜の〈朝まで生ソニ〉でお前がヨガするの付き合うからさ」
妹「んー、〈付き合って〉とか頼んでない、別に。そうだ、去年あんだけ燃えてたカジノはやらないの?」
兄「やるやる! もちろんだよ!! いや~今年も眠らせてくれないなー、〈サマソニ〉は!」