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特集

あなたの隣のバイリ・ファンキ?

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年07月12日 12:00

更新: 2007年07月12日 17:12

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/出嶌 孝次

 DJゴーキーいわく、「昔からリオでDJしてる重鎮のマルボロたちには疎まれている」とのことで、世代によってスタイルや欧米のポップ・ミュージックへの距離感は異なるようだが、バイリ・ファンキ(のビート)が生々しさを保ちながら多様化を進めているのは言うまでもない。このたび日本盤化されたそのマルボロのミックスCDのように、産地直送の作品もずいぶん入手が容易になってきているし、先駆者たるエッセイの〈Rio Baile Funk〉シリーズのように欧米のレーベルがコンパイルしたブツもコンスタントに登場している。また、M.I.A.のようにそのテクスチャーを〈エレクトロ~マイアミ・ベースの最新型〉として流用する者は日本でも増えており、レゲエ方面から速攻でアプローチしたRUB-A-DUB MARKETの手捌きは鮮やかだった。まあ、TAICHI MASTERによるクレイジーキャッツ“ドント節”を超える珍品はそうそうないけど。


2006年のミックスCD『Veronica Costa Apresenta Equipe Glamourosa』(Veronica Costa)

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