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特集

Lesson5 BEAUTIFUL EMO/PIANO EMO

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年07月05日 14:00

更新: 2008年05月20日 12:10

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/編集部

 すでにエモコアと言われていた時代から指摘されてきたように、エモ・シーンには80年代以降のUKロックからの影響──特に陰りのある繊細なメロディー──を窺わせるバンドが思いのほか多い。そんな流れを受け継ぎながら、エモコアと名付けられたそもそもの所以である激しい感情表現やアグレッシヴな演奏よりも、むしろ美しいメロディーそのものや、それが醸し出す気高さ、透明感、そして儚さなどを追求するバンドが現れ、彼らはいつしか〈ビューティフル・エモ〉と呼ばれはじめた。ハシリはメイやコープランド。また、本来は単にウェイキング・アッシュランド以降のピアノをフィーチャーしたエモ・バンドを指す言葉だった〈ピアノ・エモ〉も、現在では〈ピアノをフィーチャーしたビューティフル・エモ〉という意味に変わってきているようだ。ピアノという楽器の特性を考えれば、その変化は当然なのかもしれないが……。
(山口 智男)

LEELAND 『Sound Of Melodies』 Essential(2006)
18歳のリーランド・モーリング(ヴォーカル/ギター)率いる4人組のデビュー作。トラヴィスやコールドプレイといったバンドからの影響が窺える美メロが、大空に舞い上がる。そのカタルシスと言ったら! 今年2月に実現した来日公演も素晴らしかった。
(山口)

NEW ATLANTIC 『The Streets, The Sound, And The Love』 Eyeball(2007)
マイケミを輩出したアイボール・レコーズからのデビュー作。繊細さと力強さを内包するサウンド、静寂の中から沸き上がる圧倒的な感情の波――それらが奇跡的なバランスで溶け合った、まさにビューティフルな感涙盤であります。
(渡辺)

MELEE 『Devils & Angels』 Hopeless/Warner Bros.(2007)
オレンジカウンティ出身の4人組が奏でるピアノ・ポップの数々。その印象が、リスナーによって80年代のUSロック風、あるいはイマドキのUKロック風とパキッと2つに分かれるところが興味深い。
(山口)

DREAM STATE 『A Place To Rest My Head』 FABTONE(2007)
紅一点のニッキ・ララマンディアーの加入が功を奏し、持ち前の壮大で劇的なエモーションにさらなる美と深みを獲得した2作目。もはやピアノ・エモの枠を超えた、永久普遍のポップ・ミュージック!
(渡辺)

RUSH OF FOOLS 『Rush Of Fools』 Midas(2007)
南部アラバマ出身とはとても思えない、美しくも切ないメロディーに心を奪われることは必至。アコースティック・ギターやピアノを使ったアレンジを含め、楽曲の完成度の高さは、すでにモダン・ロックの域だ。
(山口)

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