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Lesson4 EMO AMERICANA

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年07月05日 14:00

更新: 2008年05月20日 12:10

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/編集部

〈エモ・アメリカーナ〉──日本では〈カントリー・エモ〉と呼ばれる場合もあるようだが──を一言で説明してしまうと、エモ・シーン出身のミュージシャンが演奏するアメリカの(白人の)伝統音楽、すなわちフォークとカントリー。あるいは90年代半ばに大きなブームになったオルタナ・カントリーのアップデート・ヴァージョンと言ってもいい。歌の追求がエモのココロ。〈アコギ一本で演奏しても良いと思える歌が、本当に良い歌だ〉というロックの世界の真理を実践してみようと思うミュージシャンが現れても、何ら不思議ではない。そこに伝統音楽の影響と、そこから何かを学びとろうとする姿勢が加わったのだ。

 この流れはチェンバーレインまで遡ることができるはず。例えばニュー・アムステルダムズがそうだったように、もともとはバンドマンのソロ、およびサイド・プロジェクトとしてスタートすることが多い。しかし、フォークやカントリーからの影響を自分たちのオリジナリティーとして昇華させたバンドも確実に増えはじめてきた。日本ではなかなか理解されないタイプのサウンドかもしれないが、何やら大きな流れになりそうな予感は確かにある。
(山口 智男)

THE SECRET SHOW 『Impressionist Road Map Of The West』 Atlantic(2007)
フューネラル・フォー・ア・フレンドのシンガーが、地元サウスウェールズの友人たちと始めたカントリー・ロック・バンド。このデビュー作を聴けば、彼がどれだけ真剣に取り組んでいるかをみんなも理解できるはずだ。現代のカントリー・ロックの傑作に数えられるべき一枚。
(山口)

SNAKE THE CROSS THE CROWN 『Mander Salis』 Equal Vision(2004)
フォーク/カントリーをベースにしたインディー・ロックを奏でる、アラバマ出身で現在はカリフォルニアを拠点にしている5人組。軽快な演奏が生むポップな味わいとサザン・ゴシック風の不気味さが、枯れたサウンドの中で絶妙に交差。
(山口)


REUBEN'S ACCOMPLICE 『The Bull, The Balloon, And The Family』 Western Tread(2004)
ジミー・イート・ワールドのジム・アドキンス(本作のプロデュースも担当)のレーベルからのリリース。土臭さはほどほどで、ウィルコなどと同様に洗練されたインディー・ロックとして心地良く聴ける作品だ。
(粟野)

HOUSE OF FOOLS 『Live and Learn』 Drive-Thru(2007)
ポップ&ハートフルな歌が魅力とはいえ、このノースキャロライナ出身の6人組はフォーク/カントリーの影響に加え、ビートルズ以降のサイケ・ポップ~プログレ路線も継承! その奇天烈な音楽性は、彼らが所属しているドライヴ・スルーのレーベル・カラーを気持ちいいほどに裏切っている。
(山口)

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