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特集

Lesson2 MODERN EMO

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年07月05日 14:00

更新: 2008年05月20日 12:10

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/編集部

〈モダン・エモ〉──そのまま訳せばズバリ〈現代のエモ〉になるわけで、この特別講座内で挙げられている他の科目に比べると、(わりと)直球のエモ・バンドが並んでいる。では、かつてのエモと彼らとでは何が違うのか。90年代のエモコアとの異なる部分をざっくり言ってしまうと、荒々しさが少なくて非常にカッチリまとまっているサウンド・プロダクションと、パンク/ハードコアからの影響があまり強く感じられないという点だ。インディー・シーンからスタートしたジャンルがメインストリーム化していく過程で徐々に変化していったという意味では、90年代のグランジ/オルタナからモダン・ロックへの流れにこれを置き換えてみればわかりやすいかもしれない。

 なお、〈モダン・エモ〉バンドの大きな特徴は、泣きの要素が強いメロディーに対してサウンドは思いきりポップに振り切れているものが多く、いい意味でメジャー感もある。注目レーベルはトゥース&ネイルと、〈ダンス・エモ〉で紹介されているディケイダンスの親会社=フェルド・バイ・ラーメンだな。どちらもこの手のバンドを多数抱えていて、いまもっとも勢いに乗っているレーベルなのでしっかりチェックしておけよ!
(粟野 竜二)

CUTE IS WHAT WE AIM FOR 『The Same Old Blood Rush With A New Touch』 Decay-dance/Fueled By Ramen(2006)
躍進を続けるフェルド・バイ・ラーメンの勢いを後押しするかのように、シーンに彗星の如く現れた4人組。キラメキ度100%のピュア・ポップがたっぷり詰まった衝撃のデビュー作だ。
(若狭谷)

DROPPING DAYLIGHT 『Brace Yourself』 Octone(2006)
リリース以来、じわじわと注目を集めているミネアポリスの4人組が放ったデビュー作。疾走感やポスト・グランジ譲りのヘヴィーネスを兼ね備えた演奏と、エモーショナルな歌メロの組み合わせは、まさに現行エモ・シーンの広がりを実感させるもの。
(山口)

QUIETDRIVE 『When All That's Left Is You』 Red Ink/Epic(2006)
ミネアポリスの5人組。イマ風のパワー・ポップ作品にエモのレッテルが貼られている事実こそ、シーンのモダン・ロック化を物語っているのでは? シンディ・ローパー“Time After Time”のカヴァーも話題に!
(山口)

RELIENT K 『Five Score And Seven Years Ago』 Capitol(2007)
ビーチ・ボーイズを彷彿とさせるコーラスで幕を開ける通算5枚目のアルバム。今作から5人編成となり、より厚みを増したバンド・サウンドへと変貌を遂げている。涙腺刺激系のメロディーとアクセントとして入るピアノの相性がバッチリだ!
(若狭谷)

SELF AGAINST CITY 『Telling Secrets To Strangers』 Drive-Thru(2007)
カリフォルニアの4人組がドライヴ・スルーからリリースしたファースト・アルバム。メイやサマー・オブセッションあたりに通じる美エモ要素も含んだ、爽やかで王道的な音作りが印象的だ。ちなみに、バンド名はデヴィッド・ボウイの“Suffra-gette City”をモジったもの。
(粟野)


AMBERLIN 『Cites』 Tooth & Nail(2007)
フロリダ・インディー・シーンの最後の大物による3作目。本作でようやく日本デビューを果たした彼らだが、まだまだ正当な評価を受けているとは言い難い。メジャー・フィールドでブレイクして然るべきバンド。
(粟野)

HOMETOWN ANTHEM 『If We Could Dream...』 SUBRABGE(2007)
強力なフックを持つメロディーとモーション・シティー・サウンドトラックを彷彿とさせるキーボードの音色が、ピンポイントでツボを突く! ニュージャージー発の新星による、掴みはバッチリな日本デビュー盤。
(粟野)

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