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僕らは女の子たちをダンスさせるのが大好きなんだ!!


  もはや飽和状態……などとまことしやかに囁かれている現在のエモ・シーン。果たして、本当にそうなのだろうか? 

 確かにイマドキの若者たちによるモダン・ロック・バンドなら、とりあえず何でもエモと呼んでしまうような風潮はある。それが、もともとわかりづらかったエモをさらに曖昧なものにしてしまったのだろう。しかし、エモが〈自由であること〉〈自分に忠実であること〉、つまり〈何でもあり〉を是としていた90年代オルタナの末裔であることを考えれば、その多様性こそがエモの本質。言うなれば、エモがエモである限り、エモ・シーンは新たなサブ・ジャンルを次々に派生させながら、まだまだその裾野を広げ続けるのである。

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年07月05日 14:00

更新: 2008年05月20日 12:10

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/山口 智男

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