Ozzy Osbourne

　　〈ヘヴィーメタルの帝王〉〈ロックンロール・マッドマン〉〈悪魔の申し子〉──オジー・オズボーンはさまざまな異名を取ってきた。ブラック・サバスの一員として、そしてソロ・アーティストとして常にメタル界の最前線を突っ走ってきた彼は、コウモリの首を食いちぎるなどの奇行で知られる一方、全米ツアー〈オズフェスト〉では若手バンドたちを従える〈ゴッドファーザー・オブ・メタル〉としても君臨。また、大ヒットTV番組「オズボーンズ」にて子煩悩でちょっとボケたパパという側面を覗かせるなど、あらゆる表情を持ったスーパースターとして敬愛されている。そんな世紀のカリスマ、オジー・オズボーンの58年に渡る波乱の軌跡をいま一度振り返ってみよう。