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INTRODUCTION TO DEBUT ソロ・デビュー前夜、地元での彼女の活動をチェックしよう!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2007年05月24日 11:00

更新: 2007年05月24日 17:47

ソース: 『bounce』 286号(2007/4/25)

文/村尾 泰郎

 ビョークのアイスランド時代の音楽活動を振り返る時、そのベースにあるのはパンク/ニューウェイヴからの影響だ。彼女は13歳の時に初めてパンク・バンドを結成して以来、さまざまなバンドを転々とする。いちばん古い音源として現在でも聴けるのが、タッピ・ティカラスだ。81~82年のレイキャビクの音楽シーンを捉えたコンピ『Rokk In Reykjavik』に2曲収録されているが、ファンキーなベースに男女ヴォーカルが絡むスタイルはギャング・オブ・フォーあたりを思わせる。タッピ解散後、83年にビョークが加入したククルは、UKのパンク・バンド、クラスが主宰するインディー・レーベルから2枚のアルバムをリリース。ここではポップ・グループを思わせるようなプリミティヴで混沌としたサウンドを展開している。

 そして、ククル解散後、86年に結成されたのがシュガーキューブスで、これまでのなかではもっともポップなサウンドを創造。何より、ビョークの歌声の魅力が全面に押し出されているのが特徴的だ。

 また、ビョークは90年にトリオ編成でジャズ・アルバム『Gling-Glo』をレコーディングしている。このレコーディングにはビョークの伯父さんが参加。さらにほとんど一発録りだったという同作を聴けば、『Debut』で世界に飛び出す前の、ビョークのリラックスした歌声に触れることができるだろう。

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