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ディスクガイド(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年05月10日 11:00

更新: 2007年05月10日 17:18

ソース: 『bounce』 286号(2007/4/25)

文/高橋 荒太郎、出嶌 孝次、Masso 187um

LIL' O
『Da Fat Rat Wit Da Cheeze』
 Game Face/Atlantic(2001)
ビッグ・モーやホーク、ビッグ・ポーキーらスクリュード・アップ・クリックの面々も参加したメジャー盤。シングル・カットされた“Back Back”をはじめ、メロディアスなメロウ系で高水準な楽曲が詰まっており、特に爽快感のあるZ・ロウとの“Hold It Down”や“Beg, Steal And Borrow”あたりは最強! “Slow Down”なども人気高し!
(Masso)

YUNGSTAR
『Throwed Yung Playa』
 Straight Profit/Epic(2000)
スクリュード・アップ・クリックと活動を共にした若武者(当時)が、デン・デンと組んでリリースしたメジャー・デビュー作。オリジナル・メンバーのサポートはほとんどないものの、SUCの影響を強く感じさせるメロディアスな作風で統一されていて歌心も全開。同郷デスチャの“Bills Bills Bills”を替え歌カヴァー状態な“Keep It Real”なんてのもアリ。
(Masso)

LIL' KEKE
『Platinum In Da Ghetto』
 CMG/Koch(2001)
90年代にメジャーで懲りたというキキが自身の城からリリースした人気作。いまやソロ・シンガーとして自立したビリー・クックをフックに配し、アレクサンダー・オニール“If You Were Here Tonight”を引用した哀愁メロウな表題曲が大ヒットを記録した。他にもブーティーなバウンスからテキサス産らしいぬかるみファンクまで、多彩な聴き心地が用意された快作!
(出嶌)

SPM
『Time Is Money』
 Dope House/Universal(2000)
H・タウンのチカーノ・シーンを牽引したSPMは人種背景の様式美に囚われない、独自の音楽性を追求。本作はメロウあり、ファンクあり、トラックによってフロウも変化させるなど、引き出しの多さとディレクション能力の高さを披露したキャリアのなかでも屈指の名作だ。ハッピー・ペレス、ベイビー・バッシュなどの参加も要チェックのポイントです。
(高橋)

SCARFACE
『The Fix』
 Def Jam South(2002)
デフ・ジャムからのリリースとなった本作でも、決してスタイルを曲げずにリリシストとしての才能を見せつけ、それに見合ったトラックとの相乗効果で全米4位を獲得。スカーフェイスをリスペクトするナズ、さらにはジェイ・Zといった大物ゲストを迎えても見劣りしないのはスカーフェイスぐらいでしょう! カニエ・ウェストもプロデュース参加してます。
(高橋)

MISTA MADD
『Can I Live?』
 Paid In Full(2000)
ヒューストン・シーンで暗躍するペイド・イン・フルの首領、マッド・ハッタことミスタ・マッド。スリム・サグやESG、ヤングスター、SPMらがガッチりとサポートした本作は、R・ケリーを引用した“Ha!! What! Mann!”やゴスペル調の表題曲のように、ソウルフルな楽曲が揃ったヒューストン色の濃い内容で、ハモンドの音色にヤラれる“Nevah”も絶品!
(Masso)

PAUL WALL & CHAMILLIONAIRE
『Get Ya Mind Correct』
 Paid In Full(2003)
H・タウンを代表する大物2人が連名で放った強力なアルバム。荘厳なオーケストラ調の“My Money Gets Jealous”や“Falsifying”ではスウィシャ・ハウス産らしさを聴かせているが、あくまでもラップを引き立てるべく余計な装飾を省いたトラックでこそ、クッパことカミリオネアとポール・ウォールの技と技が融合して立ち上がってくる。現在の2人の活躍にも納得の力作!
(高橋)

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