The Body Knows You Want This(3)
NEO POST PUNK
TOKYO POLICE CLUB 『A Lesson In Crime』 Memphis Industries/V2(2007)
〈いったいどんな倶楽部だよ!〉とツッコミを入れつつも、極太+バリ硬なリズムに腰椎がスリ潰れるまで踊らされ、挙句の果てにはヘロヘロな文系メロディーで脳も溶解。このデビュー・ミニ・アルバムは本当にスゲェ! シャープでローファイなポスト・パンクで新境地を切り拓いたカナダの4人組に、今後のさらなる飛躍を期待したい。
(冨田)
HOT CHIP 『Coming On Strong』 Moshi Moshi(2006)
キツネのコンピに3度も収録されている、ロンドン在住のホット・チップが放ったファースト・アルバム。アンビエント風のアレンジと美しいエレクトロ・サウンドが魅力で、現在のブームの先駆け的存在となった一枚。
(白神)
LCD SOUNDSYSTEM 『Sound Of Silver』 DFA/東芝EMI(2007)
ネオ・ポスト・パンク・シーンを牽引した大プロデューサー、ジェイムズ・マーフィーのバンド・プロジェクトが待望の2作目をドロップ。ボディー・ミュージックに急接近したビートと、ジャーマン・テクノ~ノーウェイヴの暗鬱なポップ感がハードに加速する! 予想はしてたけど、まさかここまで過激だとは!!
(冨田)
LOVE IS ALL 『Nine Times That Same Song』 WYR(2006)
躍動的すぎるエッジーなサウンドと、スリッツのアリ・アップを彷彿とさせる妖艶さが、裂傷のようにヒリヒリとした奇声ヴォーカルと共に絡みつく。ブッ飛んだ音楽性で好きモノを歓喜させた、スウェディッシュ・ポスト・パンクの名品だ!
(冨田)
BLOOD ARM 『Lie Lover Lie』 City Rockers(2006)
現在、ふたたび熱い注目を集めているシティ・ロッカーズから登場した、カリフォルニア出身の4人組による初作。〈ポスト・フランツ〉を地で行く徹底的なポップネスと軽やかなピアノも素晴らしいが、そこにちょっぴりまぶされた変態スパイスが刺激的。今後が楽しみな逸材だ。
(白神)