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FRANCE

 80年代にNYとパリに拠点を置き、かのジョン・ピールをして〈世界一のインディー・レーベル〉と言わしめたニューウェイヴ系のレーベル、ZEから派生した混沌のディスコ・パンク・スピリッツは、パリのクリエイター集団=キツネ(P44も要チェック!)が手掛けるコンピ・シリーズ〈Kitsune Maison〉にも確実に受け継がれている。テクノ、ハウス、ロックがあたりまえのように混在するのも、フランス人らしいアート表現への貴賎なき視点によるものだろう。意外と知られていないが、ラプチャーやシザー・シスターズもパリのファッション関係者がブレイク前に目を付けて、彼らの楽曲をショウに起用したり、コンピに収録していたという。加えて、ダフト・パンクが世界中のロック・バンドに与えた影響などを考えると、フランスが現行シーンの拠点として機能しているのも多いに頷けるはずだ。
(冨田明宏)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2007年03月15日 11:00

更新: 2007年03月15日 20:29

ソース: 『bounce』 284号(2007/2/25)

文/冨田 明宏

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