坂本龍一×桑原茂一
タワーレコードの店頭を飾った坂本龍一と桑原茂一の2人が登場する〈NO MUSIC, NO LIFE.〉ポスター。常に音楽とカルチャー、そして社会との関係性を見つめ続けてきた2人と、100回目を迎えた〈NO MUSIC, NO LIFE.〉キャンペーンの新たな問いかけ〈NO MUSIC, NO LIFE.〉――そこに込められたメッセージとはいったい何なのだろうか。前ページまでのアンケートと繋がるところも少なくない2人の発言に耳を傾けてみよう。
〈いまの社会に音楽はどうコミットできるか〉という〈NO MUSIC, NO LIFE?〉の問い(註1)に、音楽家である坂本龍一、そして音楽とファッション、コメディをリンクさせ続けている〈CLUB KING〉(註2)の桑原茂一が答えてくれた。最近は〈NO NUKES, MORE TREES〉(註3)という活動をともに行っている2人は、四半世紀来の盟友。現代の社会と音楽の関わりを、〈NO NUKES, MORE TREES〉や坂本が新たに始めたプロジェクト〈commmons〉(註4)を例に話してもらった。
註1:〈NO MUSIC, NO LIFE.〉100回目を迎え、改めて音楽と社会の関わりを考えるためにタワーレコードが投げかけたコピー。
註2:88年に立ち上げられた、フリーペーパー「dictionary」を基盤としたトータル・プロデュース・カンパニー
註3:坂本龍一を中心に始められたプロジェクト
註4:坂本龍一をはじめとするアーティストたちがavexと共に設立したプロジェクトで、〈think glabal, act local〉を合い言葉に新たな音楽ビジネスのあり方と創造していこうとするもの。エコロジカルな視点を持ち、社会・文化貢献をめざすユニークな音楽コミュニティーとして話題を集めている。
http://www.commmons.com/
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