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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年12月28日 11:00

更新: 2006年12月29日 00:22

ソース: 『bounce』 283号(2006/12/25)

文/北爪 啓之、出嶌 孝次、轟 ひろみ、久保田 泰平

ヴェテランたちの奮闘

ここ数年顕著になってきたヴェテラン・アーティストたちの奮闘ぶりですが、2006年もその傾向は続きました。どうせならこんなふうに歳を取りたいもんですね!

THE BEATLES 『Love』 Apple/Capitol 
曲間なしのシームレスで展開される、めくるめくサイケデリック・ビートル・フリークス。ジョージ・マーティン親子だからこそ成し得た奇抜なアイデア溢れるリミックスは、ビートルズの楽曲に新鮮な息吹と未知の色彩を与えた。
(北爪)

BURT BACHARACH 『At This Time』 Sony BMG UK 
20世紀最高の作曲家が28年ぶりにリリースしたアルバム! ドクター・ドレーと作っていたお蔵入り作のループを元にした、年寄りの冷や水(失礼)感が微塵もないスウィートでモダンな仕上がりに驚嘆させられました。
(出嶌)

DONALD FAGEN 『Morph The Cat』 Reprise 
13年ぶりに届けられた3枚目のソロ作は、待ち焦がれたファンの期待を裏切らない超高性能アダルト・ポップスの逸品。スティーリー・ダン本隊よりも心もちリラックスした洒脱な仕上がりなのだが、そこに大人の余裕を感じさせる。
(北爪)

ICE CUBE 『Laugh Now, Cry Later』 Lench Mob 
映画俳優/監督/プロデューサーとして売れっ子になった彼が6年ぶりにドロップしたソロ作。いまもGなラップのスキルは圧倒的で、後輩MC連中への説教なども説得力ありまくり。インディーながらゴールド超えのヒットも話題に!
(轟)

JANET JACKSON 『20 Y.O.』 Virgin 
ジャム&ルイスと初めて組んだ『Control』から20周年という節目にリリースした入魂作。恋人であるジャーメイン・デュプリとの合体も成果を上げました。本国USでは振るわなかったそうですが、この記念碑に誰もケチをつけることはできません。
(轟)

JERRY LEE LEWIS 『Last Man Standing』 Arista 
71歳の鍵盤ロックンロール番長が、ジミー・ペイジやニール・ヤングなど豪華ゲスト陣を相手に挑んだガチンコ21番勝負。不良(ワル)の男気丸出しな火の玉ピアノ連打連打にゃ誰もかなわねぇ! もちろん21戦全勝!!
(北爪)

角松敏生 『Prayer』 iDEAK/BMG JAPAN 
スティーリー・ダンで腕を振るっていたドラマー=スティーヴ・ガッドを起用するなど、デビュー25周年を飾るにに相応しい贅沢な作り。同じく2006年にリリースされたドナルド・フェイゲンの新作と共に、やけに気持ち良かった一枚。
(久保田)

LIONEL RICHIE 『Coming Home』 Island 
ヨーロッパでの絶大な人気はさておき、本国USでは過去の人扱いだった巨人が、自信たっぷりにR&Bの本道へと凱旋したのも2006年。ニーヨの某曲に激似な“I Call It Love”など、メロディーが復権したシーンの流れにもマッチする逸品でした。
(轟)

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