JAZZ(2)
MICHAEL FRANKS 『Rendezvous In Rio』 Sleeping Gypsy
ナイーヴな歌声と洗練されたサウンド。大ヴェテラン、マイケル・フランクスは変わらぬ良さで健在ぶりをアピール。ファンの期待を裏切らない、極上のリゾート・アルバムで夏を彩りました。名曲〈アントニオの唄〉の再演も話題でしたね。
(吉村)
BAKER BROTHERS 『Bakers Dozen』 Peddler
現在進行形のジャズ・ファンク・バンドに勢いがあった2006年。本作で聴けるような、新しさはなくとも、俺らこれが好きでたまらんのじゃい!という気概がビシビシ伝わってくる熱のこもった演奏にノックアウトされるリスナー多数。この勢いはまだまだ続きそうです。
(吉村)
SOPHIE MILMAN 『Sophie Milman』 Linus
女性ヴォーカル花盛りの昨今。ジャズ・ヴォーカルというよりシンガー・ソングライター的作風のものも多いなか、正統派ヴォーカル・ファンに支持されて大ヒットとなったのがこの作品でした。伸びやかな歌唱とその美貌、弱冠22歳にして醸し出す大物感に今後も期待大。
(吉村)
AMOS LEE 『Amos Lee』 Blue Note
フォーキーでソウルフルな持ち味はそのままに、バンド・サウンドで聴かせた2作目。デビュー当初はジャズ売り場で見かけることが多かった彼の作品も、その自然体で穏やかなグルーヴがさらに多くのリスナーを獲得し、いまではジャック・ジョンソンの隣に並んでいたり。
(吉村)
PAT METHENY & BRAD MEHLDAU 『Metheny/Mehldau』 Nonesuch
2006年のジャズ・シーンはコラボ作品が充実していましたが、なかでも現在進行形のジャズをリードするこの2人のデュオは、互いの繊細な感性と抜群のコンビネーションが溶け合った詩情溢れる傑作に。続編も楽しみに待ちましょう!
(小高)
GEORGE BENSON & AL JARREAU 『Givin' It Up』 Concord
フュージョン~スムース・ジャズ・シーンにおける最大級の話題盤。お互いのヒット曲の再演となった、“Breezin'”をアルが歌詞をつけて歌い、“Mornin'”をベンソンがギターでカヴァーするという粋な計らいもあった夢のコラボ作は、R&Bシーンでも話題に。
(吉村)
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