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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年12月28日 11:00

更新: 2006年12月29日 00:22

ソース: 『bounce』 283号(2006/12/25)

文/粟野竜二、山口コージー

EVANESCENCE 『The Open Door』 Wind-Up 
ファースト・アルバム『Fallen』でゴスという特異なジャンルをメジャー・フィールドに押し上げた彼女たちは、ヘヴィーなサウンドが一般層に抵抗なく受け入れられるようになった現代を象徴するバンドだ。前作からの流れを汲んだ2作目も、男女を問わず圧倒的な支持を獲得。
(粟野)

AFI 『Decemberunderground』 Inter-scope 
メジャー2作目にして全米チャート初登場1位という快挙を成し遂げた彼ら。昨今のゴス・ブームを受けてのブレイクという捉え方もできるが、むしろ結成から15年に渡ってアンダーグラウンド精神を失わずに攻め続けてきた結果という点を高く評価したい。
(粟野)

THE SUMMER OBSESSION 『This Is Where You Belong』 Virgin 
フロリダ出身の4人組が放ったデビュー・アルバム。シングル“Do You Remember”は、誰もが共感できるであろう、現代ならではの青春ポップ・パンク・アンセム。なお、本作制作後に元グッド・シャーロットのクリス・ウィルソン(ドラムス)が加入。
(粟野)

TRIVIUM 『The Crusade』 Roadrunner 
メタル復興の大きな要因として、究極のメタル・コア作品を提示したマストドンやラム・オブ・ゴッドなど、次世代バンドが良質な新作を届けてくれたことが挙げられる。とりわけ王道ド真ん中なサウンドを掻き鳴らすコイツらには、往年のファンから若者までが狂喜乱舞した。
(山口)

+44 『When Your Heart Stops Beating』 Interscope 
活動休止中のブリンク・182のメンバー2人が結成した新バンドは、打ち込みや女性ヴォーカルを採り入れた実験的な音作りを披露。同じく元ブリンクのトム・デロング率いるエンジェルズ・アンド・エアーウェイヴスも、脱パンクなアプローチで話題を集めた!
(粟野)

MY CHEMICAL ROMANCE 『The Black Parade』 Reprise 
全米にゴス・パンク旋風を巻き起こした張本人。〈死のパレード〉をコンセプトに掲げた同作では、クイーンのようなオペラ的アプローチを見せるなど飛躍的な進化を遂げて、ムーヴメントのひとつで終わるようなバンドでないことを証明した。
(粟野)

INCUBUS 『Light Grenades』 Epic 
メインストリームにいながら自分たちの理想とする音楽を実践し続ける彼らの3年ぶりとなるアルバム。ヘヴィー・ロック/ミクスチャー・シーン上がりならではの運動神経の良さと、知性に裏打ちされた持ち前のバランス感覚で、新旧のファンを共に納得させる作品を作り上げた。
(粟野)

COPELAND 『Eat, Sleep, Repeat』 Militia Group 
コールドプレイにも通じる普遍的な泣きメロを湛えた前作で、〈美エモ〉ブームの口火を切った彼ら。およそ1年半ぶりにリリースされた今作は、よりコンセプチュアルな内容で、〈美エモ〉から〈ポスト・エモ〉へと新たな流れを提示して見せた。
(粟野)

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