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Depeche Mode

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2006年12月21日 11:00

更新: 2006年12月21日 23:24

ソース: 『bounce』 282号(2006/11/25)

文/妹沢 奈美


  本国とここ日本とで人気に温度差のあるバンドは数多くいる。とはいえデペッシュ・モードほど、本国UKどころか世界的な評価は天井知らずに高いのに(なにしろ、これまでのトータル・アルバム・セールス枚数は、2006年現在で7300万枚を超えるほど)、日本では一部の洋楽ファン、特にエレポップ/ニューウェイヴ/テクノ好きからの評価のみに留まっているバンドは他にいないのではないだろうか。

 そんな事情もあってか、昨年リリースされた最新アルバム『Playing Angel』のワールド・ツアー(31か国でのベ250万人もの観客動員数を記録)の際にも、当然のように日本公演はなし。世界第2位の音楽消費国である日本に住んでいるにも関わらず、私たちがこのツアーの模様を知るには開催国に足を運ぶか、ライヴDVD「Touring The Angel -Live In Milan」を観るしかない。さらに言うならば、彼らの最後の来日公演は90年。それから16年もの間、日本でライヴを行っていないのである。他の伝説的なバンド、例えばニュー・オーダーやザ・フーでさえ、ついに日本に来てくれるようになったのに……。

 海外で人気があるから日本でもそうあるべき、と言いたいんじゃない。むしろ、年代も国も問わずに音楽が聴けるようになったいまだからこそ、現在活躍するさまざまなバンドやミュージシャン、しかもロック・シーンにもクラブ・シーンにも多大な影響を与えたデペッシュ・モードが、もっとフツウに聴かれ、フツウに人々の会話に出てきてもおかしくないのでは、と思うのだ。

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