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I WANT TO BE WITH YOU デキてるの? デキてないの? 気になる新旧の男女デュオをまとめてチェック!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2006年11月22日 12:00

更新: 2006年11月22日 18:40

ソース: 『bounce』 281号(2006/10/25)

文/北爪 啓之

 男女デュオという響きには、一種独特の魅力というかトキメキがある。ここではさまざまな〈男と女の2人組〉を年代ごとに思いつくまま挙げてみたい。

 まずは50年代。レス・ポール&メリー・フォードのおしどりデュオが有名だが、おしどりっぷりでは負けてないのがオシャレなジャズ夫婦のジャッキー&ロイ。夫のロイが亡くなるまでに芸歴50年を数えた最長男女デュオだ。60年代では夫婦漫才で有名になりつつ(USの大助花子か?)音楽活動でもしっかり成功を収めたソニー&シェールが有名。70年代を代表するデュオといえば妙にアヤシイ関係の兄妹=カーペンターズであるが、忘れちゃいけないのが歌謡界屈指の熱愛夫婦、ヒデとロザンナだろう。夫と妻とか男と女とかいう以前に〈日本人と外国人〉という組み合わせが斬新なエキセントリック・コンビだ。80'sといって真っ先に思い浮かべるのは、クールなポップ・デュオのユーリズミックス。もともと恋人同士だったのに音楽活動を続けるにあたって関係を解消したという逸話に、ストイックな意気込みを感じさせる2人である。90年代に大活躍した男女コンビでは、その佇まいになぜかJ-Pop的味わいを感じさせてくれるスウェーデンのポップ・ユニット、ロクセットがいる。その逆で、日本人でありながら洋楽的だった2人組がピチカート・ファイヴだが、個人的には名曲“ひだまりの詩”を残したLe Coupleを推しておこう。21世紀に入ったいまもっとも注目を集めている男女コンビといえば、2004年にデビューしたUKのダンス・ロック・デュオ、ジョニー・ボーイか。しかしこの2人は付き合ってるのかどうか気になるよなぁ。え、そんなことはどうでもいいって?

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介


ジャッキー&ロイの編集盤『Jazz Classics By Charlie Ventura's Band』(Savoy)


ソニー&シェールのベスト盤『The Beat Goes On』(Rhino)

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