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特集

バッド・ボーイのためのディスクガイド(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年11月09日 10:00

更新: 2006年11月09日 22:05

ソース: 『bounce』 281号(2006/10/25)

SHYNE 『Shyne』(2000)

  ビギーに声が似ていることもウリだった悲運の男。このデビュー作でもモロな曲を演っているが、下世話なウェッサイ風味の“That's Gangsta”こそが本人の資質に合った好トラックでしょ。

G.DEP 『Child Of The Ghetto』(2001)


  ハーレム出身のハードコアなMCで、多くの客演を経て登場したのがこのファースト・アルバム。ラキムやクールG・ラップとの共演もあり、バッド・ボーイ色は薄めかな。

P. DIDDY & THE BAD BOY FAMILY 『The Saga Continues...』(2001)

  無名のMC陣を主軸に据えてストリート色を増し、高らかに復活の狼煙を上げた男気全開の傑作! 野郎どもがワサワサと押し寄せる“Bad Boy For Life”に燃える一方、フェイスとカール・トーマスの名デュエットに涙。

『We Invented The Remix』(2002)

  当時台頭してきたフォロワーのアーヴ・ゴッティを牽制するかのような表題も勇ましいリミックス集。アッシャーが熱唱する“I Need A Girl”など、スタンダードな名曲多し。

BAD BOYS II 『Soundtrack』(2003)

  ユニバーサルへの移籍をヒットで飾った名サントラ。ネリーやメアリーJ、ビヨンセ、50セント、スヌープ、ジャスティン・ティンバーレイクなどを招いてディディの業界パワーを見せつけた豪華な作りが楽しい! ルーンやダ・バンドのお披露目も。

DREAM 『It Was All A Dream』(2001)


  レーベル史上唯一の白人女性アイドル・グループ。バッド・ボーイから出た意味は不明ながら、ディディはニュー・エディションをカヴァーさせたり好き勝手に制作。

LOON 『Loon』(2003)

  メイスの率いるユニット=ハーレム・ワールドからバッド・ボーイ入りし、デビュー機会を窺ってきた男前。ダンスホール・レゲエやサウス調など、シーンの動きを見据えた作りに燃える快作。

BAD BOY'S DA BAND 『Too Hot For T.V.』(2003)

  MTVのオーディション番組「Making The Band」でディディが選んだ歌&ラップの6人組。個性は薄いが完成度は高く、流行に徹した潔い音作りも妙にホット! 

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