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ヒューストンはR&Bの注目エリアでもあるのです

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年10月26日 11:00

更新: 2006年10月26日 22:41

ソース: 『bounce』 281号(2006/10/25)

文/狛犬

 ヒップホップと同じように、そもそもR&Bにも確固たるローカリティーが存在していたはずだが、メジャー傘下での画一化が行われた結果、そうした色合いは見えにくくなってしまった……というのは少し昔の話。特にヒップホップ勢の台頭が著しかったヒューストンでは、その勢いに乗ったビリー・クックらによって、豊かな地域色がいち早く取り戻されることとなった。で、そのビリー以前に地元色を押し出していたのが、90年代から活動してきたH・タウンである。2003年に名シンガーのディノを失った彼らだが、精力的に活動を続け、新作も間もなくとのウワサ。そのH・タウンの舎弟だったデジャの育てるブルック・ヴァレンタインも、ラトーヤに倣って次作では地元モードを全開にしてくるはずだ。元デスチャでは延期中のケリー・ローランドも気になるし、ビヨンセ風のゴスペル歌唱を聴かせるシェイ・アトキンス、大人のグループとして復活したハイ・ファイヴなど、よりローカルなフィールドにも逸材がゴロゴロ。注視すべし!

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介


ハイ・ファイヴの2005年作『The Return』(N' Depth)

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