武藤昭平が語る、粋と伊達を感じる男の一枚(世界)
中学校3年生の時に初めてこのデヴィッド・ボウイのライヴ映像を観て、その姿に触発されて俺はスーツを着るようになった。このツアーは格好良すぎ。だっていきなり客席に背を向けて歌ってるんですよ。それで、〈怒りを込めて振り返れ!〉っていうサビで初めて客に顔を見せる。曲のエンディングはウィンクで終わるし。でも嫌味じゃないんですよね、もともと格好付けなくても格好いいから。勝手にしやがれも、ステージを神聖な場として考えてるから、格好付けというよりも身だしなみとしてスーツを着てる。
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