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特集

歴代写真と作品で横山剣の伊達っぷりを検証!!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年10月12日 12:00

更新: 2006年10月12日 21:31

ソース: 『bounce』 280号(2006/9/25)

文/牛島 絢也

 ここでは、2000年代の剣さんをファッションと音楽の両面から振り返ってご紹介。まずは、2002年のアルバム『グランツーリズモ』(サブスタンス:1)で披露したボウリング・シャツ姿でしょう。真っ赤なフォード・ムスタングGTも粋でイイネ! 後にライヴの定番となる“GT”は、軽快なホーンも爽やかなサマー・アンセム。また、同年のシングル“タイガー&ドラゴン”(サブスタンス:2)ではハイカラなスーツ姿を披露。Tバック女子のヒップをわし掴み、剣さんの伊達男っぷりも右肩上がり! 和田アキ子ばりの(?)男前なシャウトを聴かせるファンキー・ロックな表題曲で、もはや〈昭和歌謡〉では括りきれないCKBワールドが一気に開花しました。

 そんななか、2003年のアルバム『777』(サブスタンス:3)では剣さんのトレードマークである〈ィヨコワケ〉から坊主頭へとヘアスタイルが激変! ドゥーラグにベースボール・キャップのギャングスタ仕様で横浜のサグ・ライフを語る……ことはありませんでしたが、Rhymesterとの合体曲“夜のヴィブラート”では、ラテン・タッチのオケに乗せて両者のスリリングなコラボを展開。さらに剣さんのチカーノ趣味が大爆発した2004年のアルバム『Brown Metallic』(サブスタンス:4)では、茶を基調としたハスラー風のキメっぷりで魅せます。夜の中華街を歌った“Barrino Chino”など大人のワル度アップの剣さんでしたが、2005年のアルバム『SOUL PUNCH』(サブスタンス:5)ではライダース軍団と化したバンド・メンバーを従えて、素足に革靴といった若大将に変身。そして今回のニュー・アルバム『GALAXY』では、ピンクを基調としてハワイの大富豪然としたスマートな装いを演出しています。狙っているけどなりきれない、でもそこが何とも心憎くてカッコイイ……。この伊達っぷり、一夜漬けのチョイ悪オヤジじゃ真似できないね!

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