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特集

RING OF FIRE JCのファム・ファタール=ジューン・カーターと、ファミリーたち

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2006年09月21日 12:00

更新: 2006年09月21日 20:11

ソース: 『bounce』 279号(2006/8/25)

文/出嶌 孝次

 トラディショナルや賛美歌を独特のハーモニーで披露し、30年代以降のアメリカ全土で絶大な支持を集めたというカントリーの先駆者的存在がカーター・ファミリーだ。オリジナル編成はAPとセイラの夫妻に、セイラの従姉妹であるメイベルを加えた3人で、〈カーター・ファミリー・ピッキング〉なるメイベルのギター奏法がウディ・ガスリーらフォーク勢に受け継がれている点でも重要なグループなのである。家族でツアー生活を続けていた彼らだけに、その子供たちも自然とステージに立つようになり、そこからカーター・シスターズの一員として人気を博したのがメイベルの娘、ジューン・カーターだ。

彼女はやがてジョニー・キャッシュと恋に落ちるのだが、その時点ですでにジューンには前夫との間に娘のカーリーンがいた。ジョニーと母のカップルに“It Takes One To Know Me”を書き贈るほどの才の持ち主だった彼女も78年にソロ・デビュー。ニック・ロウらに制作を仰いでロック~ポップ・カントリー的な作品を発表している。そして、ジューンとジョニーの息子が、〈ハウス・オブ・キャッシュ〉を管理しながら自身の活動も展開するジョン・カーター・キャッシュだ。音楽一家の系譜はまだまだ続いていくことだろう。

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介


カーリーン・カーターの95年作『Little Acts Of Treason』(Giant)

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