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特集

結成15周年を迎えてますます勢いに乗るMIGHTY CROWNが、さらなる高みへと突き進む!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年09月07日 12:00

更新: 2006年09月21日 21:36

ソース: 『bounce』 279号(2006/8/25)

文/山西 絵美

 日本でもっとも有名なサウンド・クルー、MIGHTY CROWNが結成15周年を迎えた。早い段階から世界を見据え、99年には〈World Clash〉で見事優勝。でも彼らが凄いのはチャンピオンになったからではなく、世界規模で活躍しているからでもない。確かに彼らが頂点に立ったことは日本人として誇りだし、その活動がシーンの隆盛に多大なる影響を与えたことは疑いのない事実。しかしそれ以上に、彼らが常に〈MIGHTY CROWN〉であり続けている点が何より凄いと思う。

 節目にあたる今年もケイプルトンやビジー・シグナルを招いてツアーを行ったり、自身の主宰するレーベルからコンピ『LIFE STYLE RECORDS COMPILATION VOL.2』を発表したりと大忙し。ちなみに同作にはCROWNファミリーをはじめとするお馴染みの面々はもちろん、GOKIやJING TENG、今年の〈ROAD TO 横浜レゲエ祭〉で優勝したARAREを収録するなど、若手のフックアップにも積極的に取り組んできた。そんななか行われた〈横浜レゲエ祭〉だが、今年の会場はなんと横浜スタジアム! 2003年の初野外から1年に1万人ずつ集客数を増やしているのだ。3万人が一斉にタオルを回したり、空に向かってガン・フィンガーやケータイの待受画面をかざしたりする姿は圧巻!……って、規模の大きさばかりに目が行きがちだが、良い意味でいつもの〈レゲエ祭〉がそこにはあった。もちろんどのショウからもハンパない気合を感じたし、ジャマイカからT.O.K.やダヴィルを呼んだりしもしていたが、会場の雰囲気はとにかくアットホーム。CLUB HEAVENでやろうとも浜スタでやろうとも、やっぱり〈レゲエ祭〉は楽しいよなぁ、と。そんなわけで、これから先も彼らは私たちを驚かせることをやり続けてくれると信じているが、それと同じくらいいつまでも変わらぬ姿勢を保持し続けてくれることも信じずにはいられないのだ。

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