EVERYBODY LOVES YOU NOW 名曲は眠らない──多くのアーティストが挑んだビリーのカヴァーを一挙に紹介!(2)
名曲は眠らない──多くのアーティストが挑んだビリーのカヴァーを一挙に紹介! その2
つんく♂ 『タイプ2』 ZETIMA(2005)
娘。たちの父親的な印象が強くなっている彼ですが、♂として発表された今作にて“Just The Way You Are”を艶やかに熱唱。日本人離れしたナルシストぶりを披露し、自分自身をも完全にプロデュースしています。
XZIBIT 『At The Speed Of Life』 Loud(1996)
西海岸の荒くれ者は“The Foundation”で“The Stranger”をサンプリング。同曲のヴァージョン違いで“Just the Way You Are”を、また“Enemies And Friends”では“Enlightenment”をネタ使いするなど、彼はシーンきってのビリー好きなんです。
TONY BENNETT 『Playin' With My Fri-ends:Bennett Sings The Blues』 Columbia(2001)
トニー・ベネットのデュエット集において一際存在感を放っていたのが、ビリー本人も参加した“New York State Of Mind”。曲が進むにつれて2人の掛け合いが激しくなる様子がなんともスリリング!
綾戸智絵 『LIFE』 イーストワークス(1999)
われらがオッカサンは得意のピアノ引き語りスタイルで“New York State Of Mind”を披露。ドスの効いた綾戸節はビリーの爽やかなムードをなぎ倒して、マンハッタンのド真ん中に通天閣を築き上げる!
NOB 『TO THE WINDING ROAD』 エントランス(2001)
2004年に不慮の事故で帰らぬ人となった鎌田真輔率いるNOBも“Honesty”を熱唱。美メロを追求してきた彼ならではの選曲で、音楽に対する高潔な姿勢を見せつけられる名カヴァーです。
NICOTINE 『Carnival』 WEA(1999)
彼らもメジャー・デビュー作にて“Honesty”をカヴァー。ビリー特有の洗練された都会的センスは皆無で、好き放題にいじくりまくる様に笑撃が走ります。
The Players Club 『Soundtrack』 A&M(1998)
アイス・キューブが初監督を務めた映画のサントラにて、ジェイ・Zが“Honesty”をサンプリング。“From Marcy To Hollywood”という曲のタイトルは、名曲“Say Goodbye To Hollywood”を想起させたりも……なんて、ちょっと強引すぎ?
ZHANE 『Saturday Night』 Motown(1997)
ジャネイは“The Longest Time”をカヴァー。息の合った掛け合いとスロウなアレンジは、いつまでも聴いていたくなる素晴らしい仕上がりです。