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ムーヴメントの中心に位置するブラッシュファイアってどんなレーベルなの?

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年06月08日 16:00

更新: 2006年06月08日 20:04

ソース: 『bounce』 276号(2006/5/25)

文/すぎもと まさひろ

  「音楽には2種類あると思うんだ。ひとつはお金儲けのために作られる音楽。もうひとつは本当に音楽が好きな人々によって生み出される音楽。ボクは本当に音楽が好きな仲間たちと、本当に良いと思える音楽をやり続けていきたいと思っているんだ」。

 これは2003年の夏、ドノヴァン・フランケンレイターといっしょに来日公演を行った際のジャック・ジョンソンの言葉である。〈ヒットする、しない〉という価値判断に背を向けて、彼が立ち上げた映像製作会社の音楽部門として設立されたレーベルが、ここで紹介するブラッシュファイアだ。

「波を待っている時は、頭の中をゆったりとしたリズムが流れているんだよ」というジャックの言葉どおりの音楽を体現し、オーガニック・サウンドのメインストリームとなった同レーベル。その後、彼は仲間を招き入れ、少しずつではあるけれども心地良いオーガニックな音楽をリリースしていった。その第1弾を飾ったのが2004年にリリースされたG・ラヴの『The Hustle』。そして同年に、ジャックはサーフ友達であるドノヴァンのデビュー作『Donavon Frankenreiter』のプロデュースを手掛けている。

 さらにブラッシュファイアは、心地良くてユルいサウンドを聴かせるマット・コスタのアルバムをリリース。そしてジャックは今年4月15日に幕張メッセで、そのマットとかねてから親交の深いALOと共に一夜限りの来日公演を行った。ALOのメンバーはオープニング・アクトを務めるだけでなく、ジャックのバック・バンドとしても参加。これまでのジャックのライヴよりも、よりレイドバックした音を聴かせてくれた。15,000人を呑み込んだ会場に漂うピースフルなヴァイブス。激しく踊る人もいれば、ビールを片手にゆらゆらと揺れたり、肩を寄せ合うカップルもいる。後方では床に仰向けになり、音のシャワーを全身に受ける人もいる。ジャックはアンコールでマットと共に“Sunshine”などを演奏するほか、最後は全員でのジャム状態に! こうしてメロウな夜は熱く過ぎていった。

▼ブラッシュファイアからリリースされた作品の一部を紹介

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