FLASH POINTS(2)
東海地方
ANTY the 紅乃壱
豊饒な名古屋シーンに咲く男顔負けの大輪!
TOKONA-Xの『トウカイ×テイオー』への客演などを経て、2005年5月にミニ・アルバム『U:NEEQ ROCKIN'』でデビュー。同年10月にはファースト・アルバム『PUMP ME UP!!』を発表すると共に、蝶々、NOCTURNとのフィメール4MCユニット=AMAZONESとしてもミニ・アルバムを発表……と、旺盛なリリースの続いているANTY the 紅乃壱。TOKONAばりに胆の座った物言い、トラックに喰らいつくラップの面構え共々、性別を切り離してブライテスト・ホープの筆頭に数えられるべきMCのひとりである。その勢いも覚めやらぬまま、早くも新しいミニ・アルバム『HOW TO =B= EAT』(BIGG MAC)をリリースしたばかり。この推進力から何が生まれてくるだろう?(一ノ木)
VARIOUS ARTISTS『BIGG MAC VALUE SET』 BIGG MAC(2006)
2005年にリリースされた〈BIGG MACワークス〉のなかから全17曲をセレクト、コンパイルしたレーベル・ショウケース盤。Phobia Of ThugとそのメンバーであるMr.OZ、TONY THA BULLことGANXTA CUEの各ソロ曲やANTY the 紅乃壱、DJ 034 & Growthら、今後も東海地区のシーンの中心を飾るであろうメンツも多し。(一ノ木)
MC JUN『ART OF YOUNGSTAR』 BALLERS(2006)
M.O.S.A.D.をトップに仰ぐ名古屋の中心的なクルー=BALLERSの若きメンバーによるソロでは初となるミニ・アルバム。エクゼクティヴ・プロデュースを彼とともに務めるDJ RYOWはもちろん、“E”qualらによるトラックの助力を経て、発展途上ながらもイキのいいまっすぐなMCぶりを聴かせ、新世代ぶりをアピール。(一ノ木)
WRECK SQUAD『WRECK SQUAD vol.3~Hit 'Em Up~』 UNLIMICITY(2006)
名古屋の荒武者集団が隔月でリリースしてきたマキシ・シングルの第3弾にして最終章。アッパーな“That's Enuff???”で幕を開け、イメージ以上にポジティヴなラップが力強く披露されている。個々がトラックメイクまで手掛けたところも含め、自主制作ならではのタイトな熱さが充溢。定番ネタを用いた表題曲は聴いてのお楽しみ!(出嶌)
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