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カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年03月09日 17:00

更新: 2006年03月09日 22:06

ソース: 『bounce』 273号(2006/2/25)

文/池田 貴洋、出田 圭、佐藤 ともえ、出嶌 孝次、林 剛


CARON WHEELER 『UK Blak』 RCA(1990) ソウルIIソウルなどでヴォーカルを披露して注目された才媛のデビュー盤は、古巣を離れた女一匹の勝負作。英国勢のほか米国やジャマイカの制作陣とも向き合って、強靭なアイデンティティーを放射する。これほどの凄みをもった作品も少ないはずで、いま聴いても痺れる。(出田)

MICA PARIS 『If You Could Love Me』 Wounded Bird/Pヴァイン(2005) 90年代初頭のグラウンド・ビート全盛期より活躍し、一時代を築いたディーヴァのカムバック作。98年の名品『Black Angel』以来となるUS仕込みの内容で、貫禄の低音アダルト・ヴォイスに酔いしれる、ふくよかでムーディーな成熟の一枚。(池田)


D-INFLUENCE 『London』 Warner UK(1997) 90年代初頭に登場したユニットの通算3作目にして最高傑作。持ち前ともいえるプログラミングと生演奏の融合を、より高次元で達成。洗練と野趣の微妙なブレンドも冴え、スモーキーな女性ヴォーカルが随所で効きまくっている。故ロジャーが手掛けた1曲も秀逸。(出田)

BEVERLEY KNIGHT 『The B-Funk』 Dome(1995) カジュアルな身軽さと力強さを備える、いかしたファンキー・ディーヴァのデビュー・アルバム。2B3やエスニック・ボーイズなど、US産R&Bに通じる〈現場感覚派〉な制作陣の腕が冴え、フロア映えも申し分ない。所属するドームの存在をも内外に知らしめた名作。(出田)


OPAZ 『From London To Infinity』 Opaz(2000) 女声の扱いに長けた名匠、レイ・ヘイデンによる〈ディーヴァ・アルバム〉。レーベル所属のマーティン・ジャロウやシェリーを中心に、キャロル・トンプソン(!)から無名新人まで8組をフィーチャー。USノリのビート、ジャジー系、ラヴァーズなど彩り豊かなアレンジに酔わされる。(出嶌)

SHAILA PROSPERE 『In My Shoes』 Full Crew/brownsugar(2000) フル・クルーが育成~全面援護した女性のデビュー作。98年に発表した“Sorry”のような明快なアップから表題曲のようなバラードまで、丁寧に作り込まれた楽曲を麗しい歌声でじっくりと歌い込む。全曲がハイライト。UK勢がマジになった時の好例がこれ。(林)

SHOLA AMA 『Supersonic』 Dome(2002) D・インフルエンスの全面バックアップを受けての3作目。カッティング・エッジなトラックが目立つ一方で、自身で歌詞も手掛けた彼女の歌声はより活き活きと主張している。イグノランツら新進気鋭のプロデューサー陣とも相性の良さを見せた、会心の一作となっている。(佐藤)


BEVERLEI BROWN 『Next To You』 Dome(2001) 最初のシングルから5年を経て発表されたUK歌姫の処女作には、フル・クルーやフル・フレイヴァらが関与。スタイリッシュなUKアーバン・ダンサーを中心にUS産R&B風の曲も含み、裏方で鍛えた艶やかな歌声を真正面からぶつけてくる。フランス・ジョリのカヴァーも。(林)

AVANI 『The Real Thing』 Dome(2004) ドームのレーベルメイトであるラサーン・パターソンの参加も話題になった今作、なにより鮮烈なのはミーシャ・パリスも賞賛した彼女の歌声そのもの。芳醇さと鋭さを兼備したハスキー・ヴォイスでアップ~スロウを自在に歌い上げる。UKらしいしなやかさに満ちた楽曲が素晴らしい。(佐藤)

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