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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2006年03月09日 17:00

更新: 2006年03月09日 22:06

ソース: 『bounce』 273号(2006/2/25)

文/出嶌 孝次

 軽やかでファンキーなアレンジ、瑞々しいメロディー、そして程良くソウルフルでスムースなヴォーカル──ジャミロクワイにも通じる人懐っこいキャッチーさで、いかにも英国産らしいバランスを備えているのが、このネイト・ジェイムス。実はずっと以前にノトーリアスというグループで決定していたメジャー・デビューがポシャってしまい、8年近い下積みを強いられてきた苦労人でもある。が、このたび日本盤も登場した『Set The Tone』で昨年デビューを果たすや、MOBOアワーズで2部門にノミネートされるなど、早くも本国では確固たる地位を築いているようだ。70年代ソウルと同時にジョージ・マイケルなどにも親しんできたというだけあって、聴き手を選ばない楽曲の親しみやすさは特筆すべきもの。すでにセカンド・アルバムが待機中だというが、まずは『Set The Tone』の粋な世界を存分に味わっておこう。

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