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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2005年11月04日 13:00

更新: 2005年11月04日 17:29

ソース: 『bounce』 270号(2005/10/25)

文/北野 創、金 雄大、久保 正樹、白神 篤史、村尾 泰郎

カナダ・シーンを彩る多種多様なサウンドを厳選してご紹介!

THE STILLS
『Logic Will Break Your Heart』
 Atlantic(2004)
  NMEが絶賛していたためUKのバンドだと思い込んでいた人も多い(!?)モントリオール出身の4人組。〈カナダ=サム41orアヴリル・ラヴィーン〉というイメージを一掃すべく、ニュー・オーダーや初期レディオヘッド直系のメランコリック・ロックを彼らは世に叩きつけた! カナダ・シーンの懐の深さを思い知らされた一枚。(白神)

DEATH FROM ABOVE 1979
『You're A Woman, I'm A Machine』
 Last Gang(2004)
  ベースとドラムだけという特異なスタイルから生み出されるエッジの利いたメタリックなディスコ・パンク・サウンドで、世界中をあっと言わせたトロント出身の2人組。驚愕の本デビュー作で、カナダを一気にロック大国へとのし上げました。本家DFAからクレームが入って、バンド名の後ろに〈1979〉をくっつけたのも話題に!(白神)

THE NEW PORNOGRAPHERS
『Twin Cinema』
 Matador(2005)
  〈ジュノ・アワード(カナダ版グラミー賞)〉を獲得したこともあるヴァンクーヴァー出身の人気者=ニュー・ポルノグラファーズ。マタドールよりリリースされた本作は、〈これぞカナディアン・ポップ・マエストロ!〉と唸りたくなる逸品です。ひねりの利いた甘く切ない青春ギター・ポップは病みつきになりますよ。(白神)

STARS
『Set Yourself On Fire』
 Arts & Crafts(2005)
  ブロークン・ソーシャル・シーンとの交流も深く、〈CANADA WET〉では共に初来日も果たしたモントリオールの星屑。ドラマーが加入して、万全のコンディションでレコーディングに挑んだ本作では、ストリングスやホーンを全編にアレンジ。眩いばかりのポップ銀河が拡がっていく。男女ツイン・ヴォーカルも魅力的。(村尾)

WOLF PARADE
『Apologies To The Queen Mary』
 Anchor & Hope(2005)
  アーケイド・ファイアと同じくモントリオール出身で、彼らのツアーでオープニング・アクトを務めたことでも注目を浴びたニューカマー。骨太なギター・サウンドに、エレクトロニックな響きが眩く重なる。ハード・エッジにしてカラフル。プロデュースを手掛けたのは、モデスト・マウスのアイザック・ブロック!(村尾)

THE UNICORNS
『Who Will Cut Our Hair When We've Gone?』
 Alien 8(2003)
  2003年に本国で発表された今作ですが、昨年ラフ・トレードからもリリースされて注目度が俄然アップ! フレーミング・リップスやベックを引き合いに出される彼らのサウンドは、まるでオモチャ箱をひっくり返したようなはっちゃけメロディアス・サイケ・ポップ! ホワイト・ストライプスやヤー・ヤー・ヤーズも絶賛してます。(白神)

P:ANO
『Brigadoon』
 Mint(2005)
  ヴァンクーヴァー出身で、カナダのベル&セバスチャンとでもいうべきまろやかなポップセンスを持った彼ら。最新作では、これまでの手作りオーケストラル・ポップから、よりシンプルなギター・サウンドへと移行。ビーチ・ボーイズ直系のハーモニーが、メイプル・シロップみたいなスウィートさ。(村尾)

HOT HOT HEAT
『Elevator』
 Sire(2005)
  XTCやクラッシュなど、UKニューウェイヴ/パンク直系のポップセンスを持ったヴィクトリア出身の4人組。この最新作ではソングライティングにも磨きが掛かり、モア・ホットな仕上がりに。キーボードの音色がファンキーなフックを与えるなかで、パワー・ポップな純情メロディーもキラリと光る。(村尾)

THE DEARS
『No Cities Left』
 Maple(2004)
  カナディアン・インディー・ロックの聖地=モントリオールより飛び出したディアーズ。デーモン・アルバーンがスミスを歌ったかのような知的でロマンティックなサウンドは、かなり泣かせます。ちなみに、デビュー作となる今作は、NMEの〈アルバム・オブ・ジ・イヤー〉TOP10に見事ランクイン!(白神)

JULIE DOIRON
『Good Night Nobody』
 Jagjaguwar(2004)
  〈ジュノ・アワード〉のオルタナ部門を受賞したこともある、カナディアン・シーンを代表する女性シンガー・ソングライター。ミニマルなバンド・アンサンブルとニュアンスに満ちた歌声。静寂と歌とのハーモニーからこぼれ落ちる、凛としたリリシズムが素晴らしい。スウェーデンからヘルマン・デューンが参加。(村尾)

CHAD VANGAALEN
『Infiniheart』
 Sub Pop(2005)
  冬期オリンピックでも有名なカルガリー出身のシンガー・ソングライター。すべての楽器をひとりでこなしつつ、ベッドルームでレコーディング。そこから生まれる親密な肌触りとクリアに仕上げられた音質が、冬景色みたいに透き通った叙情を醸し出す。ハイトーン・ヴォイスがニール・ヤング似。(村尾)

クリス・マーフィー(スローン)

  日本で僕らのベスト・アルバムがリリースされると聞いて、すごく嬉しかったよ。それと同時にすごくほっとしてるんだ。日本では前作が(日本盤では)リリースされなかったので、もう僕らのファンがいないのかと思っていたよ(笑)。ニュー・アルバムに向けての曲作りを開始したから、アルバムが完成したら絶対日本に行きたい。次で4度目になるけど、とにかく楽しみにしているんだよ。日本は大好きな国だからね。そろそろ日本語を勉強しないとまずいかも。とにかく、それまではベスト・アルバムを楽しんでね。

ブラッド・ジャーメイン(マーブル・インデックス)

  この本が出るのは僕たちの来日ライヴの後らしいね! ちょっと変な感じがするけど、きっと満足してもらえたと思うよ。僕たちはライヴ・バンドとしての自信があるからね。それによくストロークスと比較されるんだけど、とても光栄だよ! 骨太のパフォーマンスとポップ・センスが僕たちの信条なんだ。アーケイド・ファイア、アレクシスオンファイアなんかが華々しくデビューした日本で、僕たちもデビューできたことがとても嬉しいんだ! これでヤツらから日本のお土産話を聞かされなくて済むからね。

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